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2008/03/15(土)
ピース
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実はここんとこ和歌山、大阪に行っていたのには
理由がありました
和歌山にいる私の叔母さん母の妹が
10月から心臓の病で 心臓移植待ちをすることになり
それまで間、 機械の力を借りて心臓を動しながら
日々リハビリなどをして 入院生活を送っていました。
それなのに 日曜日急に 脳内出血で危篤になり、
急いで入院している大阪の阪大病院にいきました
機械の力を借りて 心臓を動かすと
血液が固まって脳に行って
脳梗塞、脳内出血になることが多いみたいです。
いまアメリカでは心臓移植は3ヶ月待ちに比べ
日本では早くて3年なんだそうです。
この差に驚いてます
だって、アメリカでは3ヶ月待って元気になった人がいるのに
日本ではおなじ状況でも元気になるまでに3年かかり
しかもその３年間に私のおばのように助からないという
人もいたりするからです。
そう思うと本当に悔やまれます。
でも、みなさんドナーになるかならないかの選択の前に
ドナーカードってどこにあるか知ってますか？
私はまったく知りませんでした。
各地の病院、市役所、保健所、郵便局、運転免許試験所
一部のコンビニエンスストアなどに置いてあるそうですが
私はみたことすらもありませんでした。
もっと身近にドナーカードが置いてあれば
もしかしたらもっとドナーに対する関心も増え
臓器提供者が増えるかもしれません。
すごい難しい問題です。
でも叔母は本当に頑張っていました。
そして火曜日の夜、 とっても不思議なことが起きました。
いとこと二人で 病室にいました。
いとこが左手を握っていたので
私が右手を握ろうと思って 布団をめくると
叔母の右手がピースしてたんです。
危篤で絶対動くことのない人がピースです
びっくりしたんだけど なんかおかしくて
二人で大爆笑してしまいました。
すると、それに反応するかのように叔母が
いきなりのびをして首をふったんです。
いとこと二人で えっ！えっ！って言いながらテンパって
そのあとすぐに 叔母は元の状態に戻りました。
そのあと動く様子は全くなく 次の日永眠しました。
いま叔母のことを思い出すと 叔母はいつも私と久々に会うと
ニコニコしながら ピースをして
「ヤッホー久しぶり」 って言っていました。
もしかしたら あのとき 私にピースをして
「ヤッホー久しぶり」
って言っていたのかもしれません。
叔母さんは 最後の力を振り絞って ピースサインして
「ありがとう」 って伝えたかったんだとおもいます
とっても叔母さんらしい やり方でした。
私にとって叔母は 叔母さんなんだけど 姉のような存在でした
めちゃめちゃ明るくて キムタクが大好きな かわいい人です
まだ50歳です。 はやすぎるよ。。。
大好きな叔母さんまだ私は夢を見ているような気分です
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