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2004/10/31(日)
生身の役者たち/山南
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いよいよ「愛の乞食」公演までカウントダウンが始まった。 夢桟敷25年!そして、第3次の活動に入って5年! 恐らく、古くて若い劇団は全国でも珍しいのではないだろうか。 古いということは劇作りが合理的におこなわれる。それは経験がそうさせる。 若いということは、とにかく新鮮に見える。未完成な肉体が計算外の表現力を出してくれる。 経験と可能性がぶつかり合う時、演劇の現在が見えて来るから不思議である。
ラスト場面を除いて劇はほぼ見えてきたが、まだまだ不満が残っている。 稽古が終わって座長と飲みながら演出的な話し合いをした。 役者の位置関係や舞台美術の設定、ひとりひとりの役者の力量まで話は及んだ。抽象論はない。・・・私の演出の甘さも指摘された。 劇は紙の上では進行しないものだ。 生身の役者たちと、これから本番に向けてどう付き合っていくか。 すべては「劇の面白さ」に焦点を絞っていこう。 役者ひとりひとりが、その気になっている。 磨けばダイヤモンドの原石であることを確信している。 ライバルはアングラ劇の先輩たち! まずは高すぎるハードルを飛び越えなければ・・・・!
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