稽古場日記
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2004/10/18(月) ピーターパンさよなら/咲希
丁度20年前、お母さんが腹を痛めてワタシを産んでくれました。
お父さんも、おじいちゃんも、おばあちゃんも、親戚一同が感動にわいた日です。
こんなに愛されて産まれた子どもが、他に何処に居ましょうか。
それから数年間は父親に虐待を受けて育ちました。
『父:「咲希、ニューヨークが見たくないか?」
 咲:「見たい。」
 ―父は咲希の両耳を掴み、上に引っ張る。
 咲希は「痛い」と云いながら笑う。母も笑っている』
と云う可愛らしい虐待でした。
虐待と云っても、ただの個性的な父と子のちょっとした遊びです。
勘違いはくれぐれもお控え下さい。
それから弟が2人生まれて、動物を何回か飼って、数回ストーキング行為を繰り返し、今に至ります。
もう子ども扱いしたら憤慨します。
「ニューヨークが見たいか?」と訊かれたら、
「豆満江を見せてはくれまいか?」と自己主張します。
素晴らしい20代の第一日目がようやく終わろうとしています。
ピーターパン症候群なんて屁です。ワタシは黒光りする老人に成るんです。
セーラー服を着て舞台に立つような老人に。
輝かしいワタシの未来にチェリオ!

あ、国民年金免除の手続きを取らなければ。
忘れてた。


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