|
2004/11/11(木)
公演間近!/山南
|
|
|
公演までアト9日!
朝8時より本松造園の2tトラックを借りて、荒尾市在住の造形作家・山本てつお氏のところへ行く。 同行者は棟梁(方尾さん)である。 荒尾に着くと山本徹夫氏のアトリエから作品を受け取り、そのまま昼食をとりにレストランへ直行する。ここでは「むかし話」に花が咲く。 振り向くと「伝説になる」ことばかりである。ドキュメンタリー小説が山ほど書けるではないか。 昼過ぎには作品を吉野スタジオに搬入する。玄関入り口に「安全太郎」を置いていると、吉野先生を訪ねて来られたお客さんがびっくりしていた。「安全太郎」を目につかないところへ移動する。 「安全太郎」とは一体何者か?公演当日、玄関に設置するのでその正体が明かされます。お楽しみに!
午後6時より打越公民館で稽古に突入。一時間あまり坂本冬馬ワンマンショー!彼の作曲した劇中歌の正式な録音をしたのである。 これまでは稽古のための仮録音でおこなっていた。 今度の公演をもって坂本冬馬の劇音楽デビューである。彼が劇団から去らない限り、劇団夢桟敷の音作りは彼の独壇場になるだろう。 録音の後は香西佳耶の<殺人場面>の抜き稽古を中心におこなう。 登場人物すべてが舞台に上がっているところである。 活字の台本では読み取れない不可視なものがどんどん湧いてくるところである。ここは慎重に作らないと劇に緊張感が失せてしまう。 おや、これは歌舞伎世界ではないか! 「河原乞食」が見えてきたのである。ここにこんな世界が潜んでいたとは・・・。やはり、舞台には魔物が棲みついている。魔物にとりつかれることがこんなにもすばらしいことだったとは・・・! この場面では香西佳耶の表情にご注目を!見ればわかる。彼女はいつか役者としてはちきれるだろうと予感していたがそれが今、来たのである。 とにかく夢桟敷はひとりひとりの成長変化が早い。 香西佳耶。只今、高校1年生。もう、大人である!
|
|
|