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2004/11/12(金)
知恵比べ/夢現
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「愛の乞食」・・・想像力が無尽蔵に膨らみます。
空を飛ぶ大八車、 荒れ狂う北海を進み行く海賊船、 青で染められた造花の海で死んでいる女、 西日の射す公衆便所の扉の向こう側に続く黒い海・・・
このスケール感をどうやって表現しよう。 状況劇場はテントを開くことにより、観客を外の広大な世界へ一気に連れ去ってくれたものだ。 でも私たちには、テントは無い。 この小さなスタジオでどんな仕掛けができるだろう。 唐十郎と知恵比べをしているような錯覚に陥ってくる。
多分、本番ギリギリまで策を練ることになるのでしょうね。 それが苦しみでもあり、快感でもあるのです。 だから、芝居はやめられない、のです。
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