稽古場日記
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2004/11/21(日) 公演二日目/山南
 本日は千秋楽でした。
 気が付いたらおにぎり一個しか食べずに本番に突入していた。
 
 遠くは大阪や宮崎からのご来場もあり、この劇団にとっては珍しく他劇団の方のご来場もあった。
 終わった今だから明かせるネタは、今回の劇は鏡を使っての舞台の奥行きを試みた。
 当初は舞台と客席を区切らないつもりであったが、あまりにも冒険的すぎる。私がお客さんだったら嫌な気持ちになるだろう!そう思って没にした。冒険的すぎるという考えは、私はいつの日からか保守的になってしまったのかも知れない。いいえ、商売人になってきているのだ。
 文化人、演劇青年、前衛、芸術家の廃業よ!
 アングラの商品化を高々と唱えてやろう。

 劇団員の少年少女たちへアングラ劇の面白さを!
 まずは彼等の成長が見えたのではないだろうか。もう少年少女ではない。アングラ劇で大人になってしまった。
 終演後の交流会で中学生の・・高校生の・・と自己紹介するとお客さんは驚いていた。いくらか劇では学校の顔を出さなくなっているのだろう。入場料をとって見せる役者になってきたのではないだろうか。 


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