稽古場日記
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2004/11/22(月) 次へ!/山南
 まだまだ見せ足りない。
 これで完成とは思いたくない。・・・今回の公演がダメだったのではなく、むしろ役者の成長が見えたからこそ欲が深くなってきた。

 リアル!の殻が破けていけない糞(くそ)リアリズムや内向的な精神演劇(私小説のような!)、テレビサイズのお笑い芸(横並び)、前衛や芸術を気取らなければ演劇をやっていけない青くひ弱な演劇。そう思えてならない日本の演劇事情である。・・・こんな中、私は「アングラ」を恥知らずな顔をして強調するのには、わたしなりの意図がある。
 古いだけでは終わらないのである。
 この高すぎる演劇の山は言わば「永久革命」だからこそ、「アングラ」という差別用語をもって自分の尻にムチ打って走って来た。 
 
 演劇の活動歴25年経って理解者は少数である。
 一番大きな理解者は25年間を共にしてきた座長=夢現であろうが、現在を共有する劇団員たちと影になり日向になって応援してくれている方々たちである。
 少数派ではあるが大きな存在である。
 これより少数派を脱皮しようと考える。
 間違って見えたら忠告を期待します。
 それは「アングラ」の商品化に面舵一杯しようと行動することだ。
 資本主義に擦り寄ってみようか。
 いえいえ、資本主義から擦り寄られてみよう。危ない接近戦でなければ「アングラ」の大衆化は浸透しないのでは・・・と思うようになって来た。異論を期待する。
 「アングラ」がかつての「歌舞伎」のように歴史を繰り返すことになるような予感がするからである。それが良いのか悪いのか、私にはわからないがひたすら走り続けてみよう。
 この劇団のもっと若い世代は「古さ」と「日本の伝統芸能」やアジアの文化と接していくことで踏み台にしてやれ。
 
 公演が終わったばかりでテンションは上がりっぱなしである。
 そろそろ野菜も安くなってきたことだしビタミンを補給しながら血圧を下げなければ!血圧が下がってもテンションが上がっていたら、その時は本気であることが証明されるであろう。

 「愛の乞食」の復刻・改定版へ続く!
 次は来年の春、大阪の近畿大学「唐十郎フェスティバル」と西原村「風の里キャンプ場」での企画イベントに参加する。 


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