稽古場日記
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2004/12/29(水) 咲希のオールナイトニッポン〜劇団夢桟敷・この一年のあゆみ
こんばんは。いよいよ「咲希のオールナイトニッポン」大詰めを迎えました。
まだ記憶に新しい2004年11月を振り返ってみようと思います。
ゲストに坂本冬馬を迎え、おしとやかに番組を進行していきます。
咲希(以下:咲)「こんばんは。どうぞ宜しくお願い致します。」
冬馬(以下:冬)「こんばんは。こちらこそ宜しくお願いします。」
咲「先日の『愛の乞食』公演お疲れ様でした。
冬馬氏は今回、役者と作曲を担当していた訳ですが、やはり大変でしたか?」
冬「そりゃぁ…ねぇ。まぁ、時間が無いわけですよ。それに学校もあるでしょう?そこを何とかやって行くのが、プロですけどね?」
咲「曲を作る事自体に関しては、そこまで大変では無かったのですか?」
冬「いや、無から有を作り出す訳ですから、お産の苦しみはありますよ。」
咲「はぁ、お産ですか。プレッシャーなど感じたでしょう。」
冬「プレッシャーと言うよりか、まぁ自信はありましたから。
でも、責任感は持ちましたね。ハイ。」
咲「実際、冬馬氏が作ったメロディー良かったですよ。」
冬「どうも。」
咲「では、自分の“朝日生命の田口”と云う役作りはどうでしたか?」
冬「田口と云う役は『愛の乞食』に出てくる役の中でも、一番リアルに居そうな役なんですよ、最初はね?
それを後半どう崩して行くか、が鍵でした。」
咲「今回の劇で、それは成功したと思います?」
冬「いや〜、それは未だ『愛の乞食』は大阪に向けて続いてる訳ですから。
此処で成功したかしてないかと言う問題では無くて、
まぁそれは未だ“田口”は終わっていませんから。」
咲「そうですよね。大阪公演に向けて更に凄まじい劇を作れるように頑張りましょう。
それでは、冬馬氏のオススメの一曲をお聴き下さい。」
冬「じゃぁ、RADIOHEADで『black star』」

咲「引き続き、『愛の乞食』インタビューを行います。
実は、今回の芝居の稽古をして行く中で、実は“田口”が主人公ではないのか、
実は!“田口”が一本足の男・ジョンシルバーではないのか!
とワタシは思っていたのですが、本人はどう感じていますか?」
冬「あ、もしもしアサミ〜?…はっ、すいません。」
咲「OA中に電話しないで下さい。」
冬「えぇと、僕がジョンシルバーでもおかしくは無いんですよ、あの劇は。
誰でもジョンシルバーに成れるんです!」
咲「お客さん一人一人の答えも多分違うでしょう。
そんな所も、今回の劇の魅力の一つですね。」
冬「えぇ。」
咲「では最後に一言どうぞ。」
冬「ハイ。
猿の頭にリンゴを乗せたら、隣の親父が自殺した。」
咲「お疲れ様でした。又機会があれば是非お越し下さいね。」
冬「モウ、ツカレタ(裏声)」


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