稽古場日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年2月
前の月 次の月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29            
最新の絵日記ダイジェスト
2007/04/01 劇団夢桟敷 稽古日記(1)
2005/12/31 瀧本誠を見ますよ。/咲希
2005/12/30 御挨拶/咲希
2005/12/29 2005年が終わります、もうすぐ/咲希
2005/12/28 大掃除/咲希

直接移動: 20074 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 月 

2004/02/21(土) 万朶の桜/桃色咲希
まだ桜も咲いていないのに今日は暑かった。
春の“うらら”どころではない。

先日「知覧特別特攻隊」と云う本を読んだ。
モーパッサンの「女の一生」は読み終えるのに一年かかったのに(!)、
頁数の関係もあるかもしれないが、
「知覧特別特攻隊」は一夜にして読み終えた。
玉と砕けた特攻隊の日記や遺書を読んでいると、
肺や胃や神経やらに虚しさや悲しさが込み上げて来て、
一字一句を読むのでさえ苦しかった。
此の気持ちはもう今回の劇で生かす他は無い。
劇団員も是非とも読んでもらいたい。
(それはもう、口に無理やり雑巾をねじ込む要領で。)

2月21日は小林多喜二の命日だったそうだ。
そして今日、吉野スタヂオのオーナー、吉野先生は彼の記念式典とやらに出かけた。
益々、この時代に戦争を知らないワタシ達が
「1945漂流記」を公演する意味が強くなってくる気がする。

しかしどうして「命日」は「死んだ日」なのに、「命の日」と書くのだろう?
なんだか“輪廻”を感じる。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.