稽古場日記
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2007/04/01 劇団夢桟敷 稽古日記(1)
2005/12/31 瀧本誠を見ますよ。/咲希
2005/12/30 御挨拶/咲希
2005/12/29 2005年が終わります、もうすぐ/咲希
2005/12/28 大掃除/咲希

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2004/03/31(水) 海の向こうには・・・/山南純平
本番3秒前!・・・アト3回寝ると本番だよ!全員集合!

本当か嘘か。
トロツキーはスターリンの「社会主義リアリズム」に抗議して劇場へ戦車で突っ込んだという話を聞いたことがある。
ロシア革命後の抹殺された「文化芸術」論である。・・・これはさて置き。

本日の稽古では、少年兵(2名)に向かって「今から、海の向こうへ飛んで行くのに、何か言い残すことはないのか!」と台本にないことを投げかけてみた。
台本にない台詞は「俺が死んだら何人泣くべ?」であるが、その言葉は歴史の教科書には載っていない。
何百も何千も抹殺された「本音」があるのだろう。
戦争という狂気は・・・。劇団の少年兵にとってはヌカルミなのだ。

「海の向こうにはお母さんと同じやさしさがある!」
台本通りの台詞であるが、この少年兵にとって台本通りの台詞とは大して意味がないのだ。
さぁ、海の向こうに何が見えるんだ!・・・台本を解釈するな。

この少年兵の想像力も、この劇の底辺に流そう。台本を説明するような安っぽい役者になるんじゃないぜ。
いい芝居とは、いい役者が舞台に立っていることなんだから。
わたしは役者として若い劇団員に追い越されることを期待しているのです。
本日の稽古中では、転生組3名と研究生のERIとFUYUMIにラスト場面の「死」の表情には負けてしまったのだが・・・
さて、本番ではどうなりますことやら。

倒れても起き上がる!不滅の歌を見てください。

2004/03/30(火) 四の字固め/桃色咲希
本番4秒前。

今日山南氏は学生時代の話をしていた。
当時、演劇女学生によるリストカットと喫煙に
凄く感動させられたらしい。
最後のシーンでその元気の良さと、女のパワーを見せて欲しい、と。
…大丈夫、きっとお見せし致しましょう。
ワタシも女です。女の又に力と書いて努!
ワタシの又にも力を見せようじゃぁ、ありませんか!
努めて最高のシーンにしようと、
気化中の脳と老化中の身体にムチを打っている。

脇役とて、気は抜けない。否、主役も脇役も関係ない。
ワタシは渾身の力を振り絞って舞台に立つつもりだ。
たまに「貴女は、台詞や役などもらえるのですか?」
と訊かれるが、それは演劇をあまり理解していない人だろう。
座長は天井棧敷の“レミング”を観て、
“たまご頭の女”が忘れられないと言っている。
それは台詞は無く、全裸白塗りで髪を剃り、
はしごを上ったり降りたりする役だったらしい。
名の付いた役や台詞が演劇だと思っている人に四の字固めだぁ!
(…そして夢棧敷の劇を観に来て下さい。てへ。)
本番4秒前!ワタシにも気合入魂の四の字固めだぁ!

2004/03/28(日) 脇役固め!/山南純平
本番6秒前!

脇役だからといって手が抜けない。
「腰を落とせ、ふらふらするんじゃないよ!」と
新人に喝を飛ばした。

基礎トレーニング、特に歩行訓練が実際に舞台に立つ
場面に生きてこなかったからだ。
恐らく、基礎トレと実際とをバラバラに考えているに
違いない。

本日は午前10時から午後5時までの稽古であった。
長時間だと集中力が持たない。
3〜4時間が限界ギリギリだ。
それだけハードな稽古だというのに、若すぎる劇団員たちは
よく弱音を吐かないものだ。

脇役たちよ、今はキツイことを怒鳴っているが、本番が終わったら
その意味がわかる。
この劇団は脇までしっかり見られているのだから。
本番まで言い続ける。

まだまだ甘い!

これは脇役としての自分にも言い聞かせているのだ。
打ち上げでは美味いビール3リットル、飲めますように・・・。

2004/03/27(土) リハビリ/坂本冬馬
本番まで7秒前!

今日は、左肘を骨折(ヒビ)してから、三週間と二日。昨日ギブスが取れました。
さすがに三週間も肘を固定していたので、筋力がすっかり衰えてしまいました。
握力も弱くなったし、筋肉が固まってしまって、肘を曲げたりするのが少ししか出来ません。
しかし、昨日に比べると大分動くようになりました。この調子でリハビリをしていって、明日ぐらいにはロケットパンチを放てるようにないたいです。

今日の稽古に劇団夢棧敷の棟梁、方尾金一さんがお目見えしました。
私が会うのは2年ぶりぐらいです。一口に2年といっても、
730日も会っていない事になります。秒でいうと63,072,000秒です。
いまいちピント来ないのですが、そんなのはどうでもいいのです。
私が言いたいのは、とにかく方尾さん(棟梁)に会うのは久振りということ言うことが言いたいのです。
今度からちょくちょく見えるようなので、盛り上がると思います。

そういえば、今日は私が敬愛するいかりや長介さんの追悼番組があったようです。
しかし気付くのが遅かった!私が観たのはたったの10分ぐらいでした。今度からは気をつけたいと思います。
いかりやさんは生れる前の世界へまたいってしまったのですが、そこで1945漂流記を観ていてください。
あと、よかったらアメリゴ・ベスプッチさんも一緒に観ていて下さい。

これで、今日の稽古日記を終わります。きおつけ、礼。ありあとーあしたー!

2004/03/26(金) あの日の”狂気”の桜/夢現
本番まで8秒前。

「1945漂流記」...この芝居に取り組み始めて足掛け4年が過ぎようとしている。
いや、正確に言えば1991年の「幻の水・(IMAGE=WAR)」以来だ。
あの時の芝居は、赤ん坊を自分の手で殺さざるを得なかった母親の狂気と、
破滅への恐怖にとりつかれた兵士の狂気に焦点を合わせたものだった。
阿蘇・西原村の民家の一室で、たった一回きりの公演だった。
あれから13年経った今、あの日の”狂気”を私は乗り越える事ができるのだろうか。

これは反戦演劇ではない。
そんな薄っぺらな”くくり”で語られるべき芝居ではない。
人の心に潜んでいる暗い影・・・それが突如として現れ、破滅へと人を導いて行く。
その「心が破けていく様」を、私は覗いてみたいと思う。
その様をこの身体で表現してみたいと思う。

「1945漂流記」・・・役者にとってひときわ大きいハードルだ。
稽古が終わるたびに、「違うでしょ」と囁きかけるもう1人の自分がいる。

自分で自分にダメ出しをしている以上、
本番までのあと8秒をのらりくらりと過ごしている訳にもいかず、
明日の稽古のために、今から頭の中をイメージで一杯にするつもりです。

2004/03/24(水) 影に立つ不思議/山南純平
本番まで10秒前!・・・これより1日を秒の単位に切り替えます。

むかし(20年くらい前?)、宇土市民会館で「スマイリングドール」という劇をした時、照明技術さんから何度も念を押されたことがある。
「本当にこれでいいのですか?」
顔が影になったり、背景に影が映ったりして照明の基本からするとデタラメな設定になっていたのだ。
100本以上あるライトを10本しか使ってないのだから非常識な照明設定に見えたのは当然である。
しかも生明かりはほとんどなく、赤と青を4本ずつ。

わたしが舞台上で影にトリツカレタのは演劇のイロハもわからなかった学生時代のことだった。
小さな教室で公演をした際、窓を段ボールで遮断し、照明器具がなかったためロウソクを缶に立て明かりを作った。
揺らめく足元からのほのかな明かりの中、役者の存在感よりも影が大きく動きはじめたのだ。
その時も他の大学の演劇部や新劇の方からは悪評だったが、演出家や一般の方からは絶賛をうけた。
劇の内容よりも、ロウソクの明かりが作り出す影についてお客さん同士で終演後、議論がはじまった。
まさかこんな反響があろうとは計算外の結果に驚いたのは当の本人たちだったのである。

わたしはアレ以来、舞台上に現れる影を計算するようになった。
ひとりの役者の背後に何百人かの影が映し出されるまで、精神的肉体的そして技術的な思いつきを続けている。

闇が見える世界、影のある劇、これがわたしの演劇であると密かに思っている。

2004/03/23(火) 秒読み開始。・・・/山南純平
本番まで11日!

もうすぐ本番です。
緊張感溢れるこの時期がたまらなくいい。

アジアの西の方ではまたしても「戦争」の暗雲が漂ってきている。
イスラエル軍によるパレスチナ(ガザ市)空爆、ハマス創始者ヤシン師を殺害!
「テロへの報復」のプロパガンダと民族主義が一触即発の気配だ。

「1945漂流記」という、むかしの日本の南の島でおこったアメリカとの地上戦をテーマに劇に取り組んでいるが、あれから何十年たっても、この地球上から戦争の悲劇は消えることはなかった。

先日(20日)はイラク開戦1年を期して、世界各地で同時「反戦集会」も開かれた。

このような状況の中で私は劇「1945〜」と向き合っている訳だが、これがストレートに社会派演劇とは思っていないのである。
たかが劇である。
リアルさが足らん!自然な演技!・・・なにをおっしゃるウサギさん、といいたい。

解釈や説明を飛び越えて、劇はとんでもない方向へ展開することだってあります。
悲しいから泣く、おかしいから笑う、という感情だけでは物足りないのです。
例え役者本人が首を傾げようが、悲しいときに笑い、おかしいときに泣き出すことだってあるのです。
感情が理屈とはきちがったり、会話がすれちがったり、この劇は登場人物たちの漂流がテーマです。

この時代です。
戦争があるかぎり、この劇にはおわりはないのです。
10人中9人が首をかしげても、1人の夢みる天使に捧げます。

いよいよ劇の開始まで秒読みに入りました。
されど劇です。

2004/03/22(月) 私が舞台に立つ理由/夢現
本番まであと12日。

今日は20数年前に観た「天井棧敷」の”レミング”を思い出していた。
東京の晴海埠頭で観たのだった。
劇団ブラックホール(劇団夢棧敷の前身)を旗揚げしたばかりの頃だったと思う。
衝撃的だった。
ガンガン心に響いた。
訳も無くただただ感動していた。

公演終了後、私と山南は、何故か電車にも乗らずに
晴海から早稲田へと歩いて帰った。
たった今観たばかりの芝居に酔っていたのだろうと思う。
頭の中が麻痺しているような感覚で、
二人で勝鬨橋(かちどきばし)を歩いて渡ったのを今でもよく覚えている。

人が感動するのは、意味を理解する事とは違うのだということをはっきりとその時知った。
芝居のダイナミズムはそこにあることを知った。

あれから20数年、劇団夢棧敷は「意味がわかりにくい」と云われ続けている。
しかし、私はそれを恐れない。
演劇には、意味を越えて人の心を激しく揺さぶる力があることを知っているからだ。
胸に刻まれたあの日の光景を時折思い出しながら
私は舞台に立つ。
意味を伝える役者ではなく、人の心を打ち振るわせることのできる役者になろうと思う。

そのために、私は舞台に立ち続けるのだ。

2004/03/21(日) ショッキング・ホリデー/桃色咲希
今日は元劇団員の田中幸太君が稽古の見学に来ていた。
今回は裏方で手伝ってくれるそうだ。
ありがとう!ありがとね!
本番まで後13日、頑張りましょう。

稽古の前に“いかりや長介死去”を知った。
ワタシはドリフターズのギャグが大好きだ。
やっぱり“8時だヨ!全員集合!”のDVDを買おうと思った。
一番ショックを受けていたのは坂本冬馬だ。
暇があれば「いかりや…」と呟いていた。

しかし稽古中はそんな事を言っていられなくて、
本気で取り組まないといけない。
後13日。あと13日もあるのか、13日しかないのか。
血がたぎっているヨ。

2004/03/20(土) ポン!スーウゥのリズム。/山南純平
本番まで14日!・・・息合わせ。

稽古中、日常会話では通用しない言葉を発してしまうことがしばしばある。
その例が「ポン!スーウゥ・・・」である。
「ポン!」というのは一瞬にして止まる。あるいは、息を止める。
それに続いて、「スーウゥ・・・」といって、ゆっくり動く。あるいは、ゆっくり息を吐き出す。
動きや台詞のかみ合わせに於いても、「ポン!スーウゥ」のリズムを取っていれば、相手との息合わせの際にとても確認がとれやすい。

しかし、これを計算し始めたり台本に線を引いて記号化しはじめたりすると、もうダメになってしまう。
紙の上(机上)でリズムをとってしまうと、実際の場面ではギクシャクしてしまうものだ。
皮膚で、呼吸で、目の強弱で感じあわなければ・・・。
一つの場面を何度も繰り返し稽古をしていく理由は、けっして台詞を覚えるためではない。
リズムを身体の中に刷り込んでいくためだ。

2004/03/19(金) 前へ、前へ。/桃色咲希
本番まで後15日。

先日のイベントの疲れもすっかり取れ、
次は新たな“本番までのナチュラルハイ”の波がやって来ている。

舞台に於いて、引っ込み思案は禁物である。
其の気持ちを表すべく、山南氏は叫ぶ。
「もっとまい(前)へ!まい(前)へ!」
…まい?発音がおかしくて、劇団員一同しばし笑い転げる。

素敵な知らせも届いた。香西さんが高校に合格した。
これで香西さんも劇団に復活だ。
嬉しい嬉しい春、ポッカポカ。
ワタシの頭も春、ポッカポカ。
春眠、暁を覚えさせるのは夢棧敷。
そんな気持ちで真っ白に燃え尽きる4月3日!!

2004/03/18(木) 本番に向かって/悠夢
本番まで、あと16日!

今日の練習は、打越であった。イベントも終わり、やっと『1945漂流記』に向けての稽古が今新たにスタートした。今日の練習は最初から通し稽古をやっていった。
転生組の舞踏は大きく変化していった。
これからもどんどん変化していくだろう。同じことを繰り返すだけでなく、変化が目に見えるから演劇の稽古は面白い。

本番まで16日、気を抜かないで頑張っていこ〜。

2004/03/17(水) 酒が飲める劇団/山南純平
本番までアト17日!もある。

本日の夜、中学・高校生の劇団員には内緒で、副島・波多野・桃色咲希との4人で居酒屋「楽天坊」で酒を飲む。
いつまでも子ども扱いして来たが、気付くと二人共に酒が飲める年齢になっていたのだ。
おじさん二人は何か感慨深いものを感じつつ、娘たちの成長を喜んでいるのだ。

何が楽しくて演劇なんかやっているのかというと、それは稽古の後の一杯。本番の打ち上げ。演劇をやっている者しかわからない美味しい酒の味である。

そういえば、むかしの劇団員はほとんど大人だったので、何かにかこつけては飲み方をはじめていた。
稽古よりも、飲んでる席で芝居ができあがったといってもいいくらい、大事な時間だったような気がする。
年が近かったせいか、喧嘩もよくした。
誰が「焼き鳥」を盗み食いしたかで、殴り合いになったこともある。
喧嘩が強くないと演劇をやってられないような錯覚があった。
男の劇団員はほとんどヤクザ化していた。
スキンヘッドにマユゾリの集団が夜の街を歩いていたのだ。

今はそんな怖いイメージは全くないが、やはり酒を飲みながら劇団員と接することができるというのは楽しい。
運転役の座長さん、今回は飲めなくてごめんなさい。

2004/03/16(火) エネルギー満タン!/山南純平
本番までアト18日!

本日は台本を35回ほど読み返した。
覚える為ではない。台本の欠陥を発見する為にアラ探しです。
出てくる出てくる!・・・これは1からやり直し!
今までの稽古は無かったことにしよう!・・・なんてのはウソ。

とにかく、アトリエ公演は総力戦でいこう。
公演直前まで、これからの稽古はエネルギー補給をし続けよう。
何か足りないものがあったら、即、申し付けてください。
満タン状態で本番を迎えましょう。

2004/03/15(月) 完全燃焼!/山南純平
今日は朝からふらふら状態です。・・・税務署に青色申告を届けなければならない日。今日が締切日だったのだ。
ふらふら状態は二日酔いのせいではなく、昨日までのイベント出演の緊張から解放された脱力感と、確定申告の書類作りのためだ。
税務署の駐車場は満杯だ。
偶然、知人とすれ違うと「あら、死んでる顔!」と言われる。
そうです。日常ではワタクシ、腐っていくのです。

座長から怖い話を聞いた。
ある銀行の寮でガス風呂(古いヤツだ)を沸かしぱなっしで眠り込んだ若い男の行員さんが最近亡くなったらしい。お湯は沸騰していたらしく身体が溶けていたらしい。溶けていた!?
想像するだけでぞっとする。

ワタクシも今日は溶けていたのではないだろうか。
アトリエ公演「1945漂流記」まで、アト19日!
完全燃焼までアトわずか!

2004/03/14(日) お客様を侮るナカレ/夢現
ハードな2日間が終わりました。
私たちのステージを暖かなまなざしで見て下さった皆様、本当にありがとうございました。
ハイテンションのまま2日間を乗り切った若い劇団員たちは、
今ごろはそれぞれの家でグッタリと倒れこんでいることでしょう。

イベントの場合、不思議とお客様の顔がよく見えます。
幸か不幸か私は視力が大変良いので、お客様の目の色までよく見えます。
お客様の心がどこにあるのかまで見えてしまうこともあります。
役者を見てないようで見てるお客様、見ているようで見ていないお客様・・・さまざまです。
お客様は怖い、けれどお客様はかわいい。
昔”お客様は神様です”と言った人がいましたが、この言葉、実はとても深い。
この境地に達するには、相当な修行が必要かもしれませんね。

・・・・
さあ、公演本番までいよいよあと20日となりました。
お客様の熱いまなざしに応え得る役者体に、
そして時には冷ややかなお客様のまなざしに耐え得る役者体になりまっしょい。

2004/03/13(土) くすのきクリニック・イベント参加終了/桃色咲希
本番まで後21日。
武蔵中お別れパーティー参加まで後1日。
くすのきクリニック文化祭参加は無事終了した。
久振りの舞台でとても気持ち良かった。病院だけあって、清潔にしてあるので
床に倒れても全く不快には思わなかったし、
何よりべっぴんさんな淑女、素敵な紳士ばかりで、凄く居心地が良かった。
健康友の会の会長さんと事務長さん、突然舞台に引きずり込んでしまったにも関わらず、
一緒に参加して頂いて、本当にありがとう御座いました!

その後のビンゴゲームでは、劇団員の「ビンゴ!」が続出。
嬉しいやら申し訳ないやら…。
賞品の野菜、美味しく頂きたいと思います。

公演が一つ終わる度にナチュラルハイになる人も多いが、ワタシもその一人。
どうも今日のエクスタシーが抜けきれなくて、明日の為に早く寝たいのだが寝れない。
明日もきっとエクスタシー。移動もきっとバスタクシー?
ナチュラルハイが止まらない。やっほー!

2004/03/12(金) 踏ん張っていこ〜(゜-゜)/悠夢
とうとう明日だ・・・!とても早い
今日の稽古は亀井だった。せまい稽古場だがそんなのお構いなし・・!明日のやる気でみんなハイテンションで稽古だった。今、休演中の2人と夢棧敷のおっかけ(?)の1人も来ていて、けっこう盛り上がりの練習だった。練習内容は主に明日と、明後日のイベントの最終チェックと、通し稽古、ポジションチェックなどをやった。大体完成といってもいいだろう。それを更に煮つめていく。。とてもすごいものができそうだ。(嬉)

明日。そう、明日だ。がんばれ夢棧敷、がんばれ夢棧敷、がんっば夢棧敷。

みんな、明日は踏ん張っていこ〜。
とりあえず、本番まで22日!

2004/03/11(木) ワタシは年中“春嵐”/桃色咲希
本公演まで後23日。イベント参加まで後2日。
「後2日」より、「明後日」と言った方が緊迫感がある。
アドリブを必要とする場面も多々あり、“どまどま”が“わくわく”に変わりつつある。
遠足を明日に控えた小学生のように、
昨日あたりから目が冴えて夜も眠れなくなっている。

稽古場にも熱気がこもり、皆で懸命に「バカのパラダイス」を作り上げて行く。
はじけて唄って踊ってバカのパラダイス!
いよいよ煮詰まってきた様に思う。
要らぬ照れは捨てて、役者もお客さんも一緒になって身体を動かしましょう。

ドドンパ!!

2004/03/09(火) 春は変化!急激!/山南純平
春です!この季節はステキです。
みんな成長しているのだな、と感動が固ってしまいました。

最近は嬉しくなると涙が溢れてきます。
涙腺が弱くなったのか、・・否、年をとっても少年のような気持ちで
生きている自分が鏡の向こに見えるからです。
つまり、誰でもない私がいるから演劇を続けていたのでしょう。

さあ、イベント本番までアト4日!
「1945漂流記」公演までアト25日!

演じ手も観客も一体となって喜怒哀楽を感じあいましょう!
さあ、唄いましょう、踊りましょう!
・・・という稽古をやっていくからね。

演劇の稽古は覚えたことを表現するに終わらず、
失敗と発見を繰り返しながら、役者が唐突に変化する瞬間を
楽しめればいいんだ。
作家とか演出家とか前衛とか、権威をぶっ飛ばす稽古を楽しもう!

自分の中に権力を感じた時こそ「わたしはバカになりたい!」
バカは面白いね!

2004/03/08(月) 春爛漫/桃色咲希
今日、村上君が事務所に顔を出しに来て、
ささやかながら合格祝賀会を開いた。
久振りに落ち着いて話す事が出来て、本当に嬉しい限りだ。

嬉しいと云えば、先日の夢に流山児★事務所の
流山児“言わずと知れた演劇界の異端児”祥氏が出てきた。
そしてミーハー根性丸出しのワタシは、握手をしてもらった。
嬉しい限りだった。顔が赤くなった。でも夢だった。

本番まで後26日。
イベント参加まで後5日。
ラストスパートだ!と云う所で、春がワタシの鼻に訪れた。
目、耳、ノド、鼻…顔中の穴と云う穴を全て花粉にやられ、
毛穴や汗腺までもがかゆく思われる。
顔を洗えど洗えど花粉が取れない気がする。
明日はもっと花粉が飛ぶらしい。
今日の理性よ、さようなら。
明日の発狂よ、こんにちは。

2004/03/07(日) 帰って来たよー、村上精一/桃色咲希
おかえり!村上精一君!!
彼は去年から1年間、受験勉強に勤しむ為に演劇活動を休止していた劇団員だ。
合格発表である今日、彼はめでたく希望大学に進学出来る事が決定した。
今ワタシは最高に気分が良い。彼の担任になった気分だ。
興奮し過ぎて笑顔が止まらず、顔面の筋肉が痛い。軽い顔面麻痺になりそうだ。
興奮し過ぎて両腕が踊り出す。両腕の暴走が止まらず、
坂本冬馬のヒビ入り肘にあたってしまった。
すまないが今日は村上氏の復活だし、無礼講という事で許して下さい。

「1945漂流記」本公演まで後27日!くすのきクリニックイベント参加まで後6日!!
後6日だ。先日、公の場で“どまどましない”カミングアウトをしたワタシだが、
やはり舞台に立つ事を考えると、どまどま、だ。
後6日だ。今回のイベントでは唄って踊ってすぐ台詞、の座長だ。
彼女に安息の時は無い。
しかし座長は苦しい顔一つせず、劇団員に演技指導や見本を示す。
稽古が終わった後、「疲れた。」と言い残し彼女は稽古場を後にした。

後6日。そろそろ衣装を決定しなければならない。
自分の部屋で一人ファッションショーをしなければならない。
これがまた楽しくもあるが、鏡の前でポーズをとっている所を
親に見られたら……恥ずかしい。ワタシにだって羞恥心は、ある。
後6日。矢吹ジョーと燃え尽きろ!

2004/03/06(土) ジンジンジンジン ひじ ジンジン/坂本冬馬
「ジンジンジンジン 血が ジンジン♪」
バージンブルースの音楽にあわせて皆が踊っている。おととい骨折さえしなければ、今ごろは皆と一緒にバージンブルースを踊れたものを…。
こんにちは。我が骨のもろさに嘆きつつ、今という時代を懸命に生きている坂本冬馬です。
骨折してから音響のほうにまわっているのですが、音響も決して楽じゃありません。片手だけでテープをセットするのも一苦労です。
しかし、なんといっても音響はフィーリングが大切です。タイミング、音の調整、スピーカーの向きetc.
これが芝居の印象を大きく変えてしまいます。音響といっても決していいかげんにやってはいけないのです!
しかし、かくいうワタシも昔は若かった。
それはアリスの教室シリーズの一番最初の舞台のことでした。当時は劇団内を風組と天(そら)組に分けていました。
天組だったワタシは、風組の音響を担当していました。本番に事件は起こりました。
暗いシーンの時に流すはずだった「G線上のアリア」を、間違えて、とっても景気の良い曲「アジアの純真」を流してしまったのです。
「アリア」と「アジア」を読み間違えていたのですが、あまりにも曲のイメージが違ったため、そのシーンは台無しになってしまいました。
それがトラウマになってしまい、今でも「G線上のアリア」を聞くと憂鬱になります。
皆さん!もしも音響をする機会があったらくれぐれも慎重に!

2004/03/05(金) 初・イベント用稽古/桃色咲希
堂々たる「國家」の二文字の下にどでかい日の丸があり、
其の前にきちんと正座で演出をする山南氏。
これは普段の亀井スタヂオの練習風景である。
「1945漂流記」の稽古にはうってつけだ。
此処で役者達は日の丸を見つめながら稽古をする。
どんな気持ちで見ているのか。

主に来週のイベント用の稽古をしたが、
面白くなりそうな予感だ。否、確実に面白いよ?
しかしながら、「お笑いに欠ける。」とか
「まだちょっと暗いかも。」などの課題も残っている。
万人向けのギャグはワタシは持ち合わせて居ないので、少々不安だが
それでも喜んで頂けるだろう、と云う淡い期待を持って
明日から仕上げに取り組んで行こうと思う。
(勿論、牛乳もしっかり飲んで。)

本番までアト29日!

2004/03/04(木) カルシウム、不足してます/桃色咲希
しかし最近はまた寒くなってきた。
今年の桜はいつ咲く?ワタクシ、花見好きの乙女心は不安で仕方が無い。
春よ、早く来い。
一方、ワタシは花粉症でもあるので
春よ、未だ来るな。
とも思ってる。が、時の流れは誰にも止める事が出来ない。
だって花粉の足音が聞こえるのだもの。
アイボンが無性に恋しく思う今日此の頃、本番まであと30日。

嗚呼、現代人の骨の弱さよ。今日も一人、そんな拙い若者の肘にヒビが入ってしまった。
其の名も坂本“2度目の虚しさ”冬馬である。
そう、彼は前にも一度、同じ左腕にヒビを入れたのだ。
しかし、皮肉な事に今日は本番30日前。
本公演一週間前にギブスが取れる。ギリギリだ。
予期せぬ事故で本人が一番ショックであろう。…お察し致します。
2年前、ワタシも本番の前夜に盲腸になって点滴と薬で痛みを散らした。

こんな事件が起こる前に、皆様方、
牛乳を飲みましょう。
盲腸を切りましょう。

2004/03/03(水) 立ってるだけで絵になる役者/山南純平
オドオドするなよ!・・いい感じになってきてるのだから・・・!

台詞があるなしに関係なく、役者-俳優は存在感だよ。
若いからといって遠慮はご無用!舞台に立った時は遠慮ほど見苦しいことはないぜ。
そう!
どんな脇役であろうが、お客さんは平等に見つめている。
プレッシャーは練習で感じつつ、本番のために失敗しておいたほうがいい。失敗を繰り返していれば、本番では失敗が無くなるってもんだ。

いい感じになってきている!
明日からは自信をつける稽古に変えてやろう。
甘やかしではなく、努力した分は100%以上のモノにするために!

立ってるだけで絵になる役者が育ってきたぞ。
うン、とても稽古が楽しくなってきた。
うん。本気で自衛隊で公演してやろう。この劇は自衛隊員に見られなきゃあ、本当の価値が見えないかもしれない。
自衛隊員が涙を流してくれたら、どんなヨイショ演劇評論家の賛美より
すごい劇になっていくだろう。批判的に見られても、それは凄い事なのだ。

アトリエ公演までアト31日。

立ってるだけで絵になる稽古を積み重ねよう!

2004/03/02(火) 第一回夢桟敷大発声練習大会。田中芽生。
用はカラオケ大会。皆様、とても面白かったです。笑。
私と辻さとみ嬢と坂本百合子嬢と一足遅れて(私のせいです。)カラオケボックスへ行くと、すでに盛り上がっており、何曲か唄い終わった後でした。
えーー、あまりの体力のなさ故の頭痛のせいで、記憶がぶっ飛んでおります・・・・・。
でも、皆さんそれぞれ、自分らしい選曲でありました。はい。
咲希さんは「キューティーハニー」だったし、冬馬君はビートルズ唄ったり、松田綾香嬢はaikoだったり、辻さとみ嬢はハードなのからしっとりしたモノまで唄い上げ・・・。
極めつけは、坂本百合子嬢の「だんご3兄弟」とピクミンでしょうか?笑。
兎にも角にも、とても楽しい1日でした。
個人的にリベンジしたいので、また第二回も開いてほしいーなぁー・・・・・・・。

2004/03/01(月) いよいよ立ち稽古/山南純平
昨日のカラオケ大会の余韻を残しつつ、
いよいよ今月より立ち稽古だ!
チケットもボチボチ売れてきた。

4年掛かりの「1945漂流記」は、
泣きます、鳴きます、笑います。
稽古中にどんどん変化をつけていきましょう。

もっともっと、歌ってオドッて、モダニズム!
心から汗を流しましょう。

本日より「演出ノート」作成します。・・・本番まで33日!


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