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2004/04/03(土)
ついに初日、桜満開!/夢現
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初日が明けました。 観に来て下さった方々、本当にありがとうございました。
劇場での公演とは違ってお客様があまりに近過ぎるアトリエ公演... 私はこういうのが大好きです。 役者の汗や”どうらん”の匂いが棧敷席に伝わって行く快感! 中にはそれを嫌がるお客様もいるかもしれないけれど、 私はそういうのが大好きです。 お客様は芝居や役者を観に来てくれますが、 役者にはお客様を間近で観れるという楽しみがあります。 どんな顔をして、どんな姿勢で観てくれているのだろう・・・ 舞台に立ちながら、そっと私は観察しています。 実は私にはそんな趣味があるのです。 目が合うとスーッと目をそらしてしまう気弱なお客様、 役者が見つめているのがどのお客様かを確かめるお客様、 うつむいて台詞だけを聴こうとしているお客様、 役者のことばに時々頷いてくれるお客様・・・ まさに千差万別です。 この仕事はやめられません。
お客様、あなたは観られているのですよ。 なんて面白い世界でしょう。 寺山修司の「観客席」って、ホントすごいなあ。
明日も私は舞台に立ちます。 舞台の上からあなたを一生懸命観させていただきます。 勿論お客様、棧敷席から私のことを一生懸命 観ていてください。 あなたの視線が強ければ強い程、私は奮い立つことができるのですから。
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