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2004/04/07(水)
Tさんよりメールを頂く/山南純平
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昨日はメールで、くすのきクリニックのTさんより公演の感想が届いていました。 夢現、桃色咲希への応援メッセージでした。 お客様からの「励まし」は嬉しいものです。 何度も読み返し、これだけ一生懸命見て頂いたことに感謝感激です。
特に嬉しかったことは、「褒める」ことだけでなく、「問題点」を指摘してくださったことです。 おばぁの台詞の中に説明口調のようなものがあった点です。 わたしも劇には説明はうっとうしいと思うひとりです。 見破られたか!・・・夢棧敷のお客さんは天下一品(?)と思っていますが、またひとり増えました。いや、今回の公演ではずいぶん増えたような気がします。
今度の稽古からは説明を省き、形にして見せることを企みます。 形にできないものは<間>を作り、あるいは<行為>の表現で想像させることに気を使うようにしよう。
Tさんのように真剣に見て頂いているお客様のためにも、日々の稽古は気を抜けません。 <重い>と言われようが、若い世代の演劇が<軽く>なり続けている現在(いま)こそ、ドッシリとした重力を見せていきましょう。 例え、遊び感覚で劇団に入団して来る人があったとしても、一度、舞台に立つと<遊び>が<本気>に変わります。
わたしは<道楽>で演劇をやっているのです。道楽者も本気で生きていける世界、それが演劇です。
Tさん、これからもよろしくお願いします。 また、夢棧敷にご注目くださっている皆々様、次回の「1945漂流記」に期待してください。 次なるパワーアップは、@転生組のブトー(暗黒舞踏)に磨きをかけ、A唐十郎の劇世界を研究!することにより、 ★「1945漂流記」(主演・夢現) ★「輪廻転生」(転生組による暗黒舞踏) ★「愛の乞食」(アングラ娯楽) へと進化させてみせましょう。
3本柱は揃った!いざ、前(まい)へ、前(まい)へ!
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