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2004/05/20(木)
生麦生米生卵/桃色咲希
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稽古とは関係ありませんが、アメリカ軍がイラク市民の結婚式を誤爆したそうです。 親族を失った人達の姿が「1945漂流記」のおばあに見えました。 感情移入してしまって、危うくテレビの前で泣きじゃくる所でした。 「1945標流記」は決して過去に起こった話では無い事を改めて思います。
今日は珍しい稽古でした。内容は主に早口言葉をゆっくり丁寧に喋る、 自然体で演技する、の二つでした。
早口言葉をいくらゆっくり読んでも、噛むものは噛むのです。 頭の中は(噛みかけて3語大切)と言う言葉がぐるぐるしてます。 早口言葉なんてアナウンサーが練習すればいいものを… なんてやさぐれているワタシは、いくら落ち着いてゆっくり喋っても、 早口言葉を喋れない。今日の稽古が終わった今でも、 ワタシの舌はしびれっぱなし、デス。 この練習を続けたら言語障害になりそうなくらい、デス。
やさぐれモードのもう一つの原因は自然体で演技する事の難しさです。 山南氏はしばしば「映画やテレビは舞台よりも簡単よ。 カメラが自分をとらえてくれるから、 舞台よりも力を入れなくて済むからよ。」と言います。 だが、しかしBUT!日頃、アングラ演劇の舞台に立つ為に あれやこれやと練習を重ねているワタシ達にとってはくせものです。 テレビドラマと演劇の違い、生舞台の楽しさをヒシヒシッと感じます。
『いつもの自分で演じる』 簡単な様で実際やってみると、 どんな風に喋っていいのか、どんな風に歩いていいのか少し悩んでしまいます。 高校演劇や新劇などで普段取り入れている練習がとても新鮮です。 夢棧敷は自然体の演技は求めていませんが、 更なるスキルアップの為の営みは大切です。 次回作「愛の乞食」までには三皮くらいは剥けていたいです。
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