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2004/05/09(日)
基礎トレ修正(2)/山南純平
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坂本冬馬と悠夢に爆弾!
本日の稽古は<脱力>の点検をおこなう。 頭のテッペンから首、肩、背骨から腹、下へ下へと沈んでいく。 形だけは誰でも出来ている。 息を吐いて、吐きながら脱力していくトレーニングである。 呼吸を意識しながら脱力していく。 エネルギーを貯めていくために。爆発させるために。
二人一組になって脱力状態を確認する時である。 坂本冬馬と悠夢の相性が悪い。 同じ遺伝子が反発し合っているのだ。 高校生と中学生。高校生も中学生も捨てろ!ここはユメサジキだ! 稽古中は家族を捨てろ!兄弟でもなければ、親でもない! 同じ遺伝子が邪魔だ。 ここは劇団の稽古場だ。リビングとは訳が違う。
さて、脱力のトレーニングで一番大事なことは息を吐く力の加減である。 只の深呼吸ではないのだ。 エネルギーを爆発させるためには脱力からの助走が必要である。 よーい、ドン!である。 緩急である。 <静>と<動>である。緊張と弛緩の落差が大きければ大きいほど、エネルギーが大きく爆発する。 岡本太郎も言っていた。「芸術は爆発だ!」 ありがとうございます。岡本先生。
脱力のトレーニングを<呼吸>から<ことば>に繋げていこう。 ここからが、これまでのトレーニングと違うところだ。 脱力状態から徐々に身体を起こし、瞑想の世界に入っていく。 修行僧のように全体が輪になり空(くう)を囲む。 後は禅問答である。 劇団の稽古だと知らない人が見ると、怪しげな新興宗教に見えるだろう。 実践的に唐十郎の台本を使ってみよう。 これは絶対、面白い!
これからも、基礎トレの修正が続く。 演劇は弁証法だ。 相反するモノが衝突し合い、新しい価値が生れてくる。
坂本冬馬よ!悠夢よ!そのための爆弾であった。 それにしても、中学1年生の和田冬美はカワイイ。 わたしはロリコンなのだろうか?
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