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2004/06/19(土)
即興劇で山田花子さん頑張る!/山南純平
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最近の稽古は基礎的なトレーニングが中心におこなわれている。 本番が秋ということもあって、今の時期は役者としての体力作り、イベント出演に向けてのネタ作りといった具合である。 余裕がある。ゆったり、じっくり稽古をしている。 歌とオドリの発声・振り付けも楽しみながらやっている。
ところで本日の稽古は山田花子さんについて・・・。 基礎トレ最終段階・即興劇でガチンコになったのが座長(夢現)と山田花子さん。 設定は廊下ですれ違った際の<先生と生徒>の会話である。 <挨拶の指導>をめぐるやりとりである。 まずは簡単な筋立てをふたりで打ち合わせる。 明らかに、座長と花子さんには力の差があるが、花子さん!今日はあなたはとてもスゴイ経験をしたのだよ。
先生=座長/生徒=山田花子の会話より。 ↓ (打ち合わせ段階)で・・・ 先生「わたしはバリバリの体育会系先生でいくから、花子ちゃんは不良生徒ということで、よろしくね」 生徒「わたし、不良はできません」 先生「・・・それはダメよ、花子さん。芝居だからね」 生徒「だって、わたしは不良じゃないもん!」
ここで安田大サーカスが稽古場を横切って登場する。 太鼓の音の乗って・・・ ドンドン!「ボケ・ツッコミ!ベタベタ<汗>はい<汗>」 稽古場に花吹雪が舞う。
先生「わたしは見た!あなたはトイレで隠れて煙草を吸っていたわね!」 生徒「わたし、煙草はすっていません」(しっかりとピースサインをしている) 先生「それじゃ、この指はどうしたの?」 生徒「えっ?これは・・・」 (しばらくの間・・・この時である。二本の指を鼻の穴に突っ込むのではないだろうか?・・・稽古場に緊張が走る。やるか?やってしまえ!その指を一体、どうするつもりなんだ)
生徒「わたし、不良じゃありません<泣きそうになる>」 先生「それじゃ、挨拶はどうしたの?」 生徒「えっ?」 先生「おはようございます、・・・挨拶は?」 生徒「あっ、・・・おはようございます」 先生「声が小さい!もう一回!」 生徒「おはようございます」 先生「頭が高い!ほら、90度、腰を折り曲げて!おはようございます」 生徒「・・・(しばらくして)おはようございます!」
なんと、山田花子さんは横に90度腰をくねらせて挨拶をしたのであった。 再び、安田大サーカスの太鼓の音と花吹雪!
注・山田花子さんは仮称です。
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