稽古場日記
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2004/07/01(木) 珍客万来/山南純平
毎週木曜日は打越公民館での稽古である。
この会場はステージ有り、畳のスペースと板間に分かれており個室もある。
公民館は地域の自治会・子供会・老人会・PTAなどが主に使っており、わが劇団は文化活動の「演劇教室」という名目で公民館を稽古場として借用させてもらっている。
木曜日はここ打越・金曜日は事務所のそばの亀井公民館といった具合にある意味では地域密着型劇団と言えるだろう。
他にも沖畑公民館・白坪公民館なども使用許可を頂いている。
本拠地アトリエ(吉野スタジオ)もあるのに贅沢な稽古場の数である。

この公民館の稽古場としての活用は、地域の子どもたちや市民の方々への演劇への参加や交流を目的にしている。
いずれ行政側の人が価値観を理解してくれれば<公民館市民講座「演劇」プロジェクト>として、草の根的な市民からの発信=公民館活動へ変革されていくだろう。

ところで、本日の珍客万来のことである。
打越公民館にはカラオケセットや卓球台などが置かれている。
劇団ではここで稽古をする時、まず準備体操のつもりで卓球大会を30分〜1時間している。
ちょうどその真っ最中の時である。
Yさん(70才、男性)が役員会議がある日と間違えて顔を出してきた。
「アレレ珍しや!・・・こんな若い人たちがここに!」
聞けば、Yさんは老人会で4年前より卓球をしているらしい。
さっそく、Yさんにも参加してもらった。
「強い!」
劇団内最強の悠夢が遊ばれている。
悠夢のスマッシュが確実に打ち返される。
「おいおい、相手は70才のおじいちゃんだよ。・・・何なんだ!この身の軽さは<冷や汗タラリ>。まさか、ドラゴンボールの亀仙人ではないだろうか!?」
しばらくYさん=亀仙人に稽古をつけて頂く。

卓球(準備体操)も終わり、Yさんに演劇トレーニングを見学してもらう。
彼はチョコンと正座して見てくれている。劇団員たちは稽古というよりはショータイムの気分でテンションがあがっている。
一曲「愛の乞食」で歌う未完成な「歌って踊って・・」をご披露しよう!
香西佳耶ちゃんがアガっている。村上精一が力み過ぎている。イカンいかん・・・。
終わると、Yさんから大きな拍手!
一曲のつもりが三曲ほどご披露になった。
楽しい出会いであった。

途中よりO君(22才)もここに訪問してくれた。
初めての稽古見学である。道に迷いながら、突然の珍客である。
来週も来てくれるそうである。

公民館での稽古は地域の人との交流ができる場所である。


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