稽古場日記
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2004/08/22(日) 南阿蘇「童夢館」合宿/山南純平
●8月20日(金)〜22日(日)

 稽古をしない合宿。・・・劇団という演劇集団が初めて「稽古をしない」合宿を試みた。
 全員でダラダラ過ごしてもいいのではないか?の発想の裏側には、実は合宿の目標に向けて、予算や交通手段、食事とか風呂などの生活的な仕事の分担、イベントプログラムの組み立てや劇団員同士の「打ち合わせ」など、今後の演劇活動に於いても必要であろうと思われる「企画力」が試されていた。
 今回は私と座長はなるべく口を出さず、桃色咲希が全体を取りまとめるという方針で、合宿の前より段取りの活動はスタートしていた。
 この時点で大学生の2人(咲希と村上)はリーダーとしての自覚や劇団員の自主的なアイディアを提案するということで「意義や楽しみ」を創る活動に入っていた。
 
 劇団員2名は高校受験準備の為に欠席。副島先生ファミリーが「童夢館」見学も兼ねて訪問差し入れしてくれたり、棟梁(方尾さん)もスケジュール調整をして1泊参加。童夢館のスタッフ(指山さん、津川さん)も草刈をしながら私たちを気遣ってくれて感謝多謝です。

 体育館でのバスケットボール大会で汗を流し、トランプ、恐怖ビデオ鑑賞、退団した冬美ちゃんの訪問ではいきなり「ワークショップ」の展開など、この会場だけでも充分楽しめた。
 とりわけ、寺山修司の映画「田園に死す」を全員で鑑賞できたことは劇団らしい合宿だったと言えよう。・・どう感じただろうか?
 
 ともあれ、この合宿は「修学旅行」ではなかった。最終日の午前中は質問ゲームというのをやったが、各劇団員の個性や意欲も伺えた。
 いよいよ、アングラ児童劇団<卒業>!。

 劇団の<日常>=<稽古>は稽古場で再び始まる。
 次回作は「星砂がくる海」(9月公演)と「愛の乞食」(11月公演)の二本同時進行でダッシュする。宮崎と北九州での唐十郎作品鑑賞も9月に予定されている。
 改めて、演劇を発信・創る場としての劇団を自覚して行こう!
 
 明らかなことは劇団員全部がダイヤモンドの原石である。
 世間の人に堂々とアピールしよう!・・・演劇は面白い!スゴイ!パワーだ!気合だぁ!生きている証だぁ!身体の中に物語れ!心の旅だ!
そして何よりも「人間」そのものだ。

 この合宿で得られたものとは・・・変化です。進化!


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