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2004/08/04(水)
「三五大切」熊本公演/山南純平
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7月29日より流山児事務所一色である。 本日はいよいよ熊本公演であった。 劇団員たちは残ったチラシをサンロード新市街で配る。なかなか受け取ってもらえないことを経験する。ティッシュ配りやチラシ配りの受け取り拒否に慣れているからだろう。 仕込み中の会館では「ロスコー」(発煙の機械)の使用を巡ってもめた。会館の言い分は「使用許可願い」が出ていないから許可しない。劇団の主張は「ロスコー」は火気に準ずるものではない、という理由から「使用許可」の必要はなかった。・・・念のために消防署に問い合わせると「スモークマシーン」とは違い「ロスコー」は火気ではなかった。 劇場法ではなく会館の使用規定で更に「不許可」を言い続ける会館側に、流山児氏がテーブルを叩いて許可をとる。 会館は誰のためにあるのか。安全性とはなにか。お客さんを楽しませるために、もっと開かれた利便性のある会館運営はできないものだろうか。・・・公共ホールを根本的に考え直す必要がある。 公演では予想を下回る観客数であったが、感動の反応を大きく頂いた。組織票を持っていない夢桟敷の限界か? しかし、劇は超一流であった。ご来場のお客さまのみ知る劇体験は今後の演劇場面を変えていくエネルギーを生み出していくだろう。それほど熱い舞台をみんなで受け止めたのであった。
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