稽古場日記
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2004/08/06(金) 荒尾公演/山南純平
 流山児事務所・九州ツアーもあっという間に最終日になってしまった。
 
 7月29日の大口市(鹿児島県)の仕込みから今日まで三股(宮崎県)を除いて実質7日間の「金魚のフン」状態。表と裏の仕事をしっかり見届けた。只の受け入れ団体とは違い、こちらも表現する立場として大いに成長させてもらった。
 
 7月31日の「流山児さんを囲む交流会」(熊本市)では地元の劇団の方の参加もあり、とりわけ若いグループによる熊本の演劇の進化を試みる良いきっかけになったのではないだろうか。
 日本の演劇の特徴はアメリカの分業化された役者とスタッフの仕事と違って、協業化が色濃く劇団に残っていること。これは江戸の歌舞伎世界、各地方の「祭り」の形態で伝統的に継承されている。・・・このような話を流山児さんがされていた。
 わが劇団もイベントやフェッスティバルなどで<音響・照明・舞台美術>など業者を雇ったことがあるが、技術の分業は必ずしも成功したという実感がない。役者は肉体的に楽な筈だが、<おまかせ>が手抜きの舞台を露呈して見えたことがあった。
 
 流山児事務所は役者であろうが、舞台仕込みの際は各班分けが合理的にされていた。
 主宰の流山児氏ですらチラシ配りから荷物運びをする。遊びがまるでないのである。

 荒尾公演でいよいよ九州ツアーの幕を閉じた。
 心残りだったのは打ち上げに参加しなかったことだ。
 この夜はバラシ・搬出が終了したのは夜の10時半。手伝いにきていたウチの劇団員は未成年である。荒尾市から熊本市へ帰るのに1時間半はかかる。残念ながら帰りの途中でコンビニに寄り、ジュースでささやかな乾杯をした。


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