|
2004/09/18(土)
いじっていいですか?/山南
|
|
|
「新・星砂がくる海」本番までアト7日!
稽古は快調に進んでいる。 日曜日(明日)の稽古で仕上がる予定である。 アト7日。・・・不思議なことに本番前の不安感というものが欠落しているような気がする。緊張感は見受けられるが、不安感がない! まだ、ご老人の前で演じることの実感が湧かないのではないだろうか?・・私たちが考えている以上の厳しさが見えていないのではないかという甘さを感じてしまう。 今回の「敬老会」での公演は、ご老人たちは目的意識をもって劇を見に来るのではない。 たまたま劇に立ち会うお客さんばかりである。 さて、どう引き付けて見せるか? この工夫が明日の課題だ。
ストリートパフォーマンスやイベント出演の場合、この引き付けの強さが問題になる。とにかく何が何でも、こちら側を向かせるようなインパクトが必要になってくる。 インパクトの使い分けは自主公演と出前芝居の場合、明らかに違ってくる。自主公演の場合はお客さんの方が夢桟敷のことはある程度知っているか、興味があって来てくれているのだからインパクトの与え方は自由自在でも許される。 今回は好きで見る人ばかりではない。 ここを考えれば、今の<順調に進んでいる>稽古に異議がでてきてもおかしくはないのである。・・・わたしは<順調>だから不安なのだ。 一度出来上がったものを、もう一度点検し、本番ギリギリまで手直しを要求したい。 これまでは<出来上がる>ことをギリギリまで追求してきたが、今回はギリギリまで修正することを目的にした稽古をしよう。 不安があれば、乗り越えられる新たな境地を経験したい。
自信をもって!という掛け声からレベルアップを図るためには、不安もバネになっていくのです。 まだまだ、いじりますよ。いじってもいいですか?
|
|
|