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2004/09/07(火)
台風18号/山南純平
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この一週間で2回も台風が九州に上陸した。 先日は北陸で地震があり、浅間山も爆発した。
天変地異。
さぁ、どうする!・・・自然界が叛乱を起こしているのだ。地球で人類がおごり高ぶり、地球のエネルギーを使いすぎたり、中東やロシアで石油エネルギーの支配や所有をめぐり醜い争いごとしている間に、地球が怒っているのか、悲鳴をあげているのではないだろうか?
今日の予定は天草でロケの筈であった。 森慈秀という「天草に橋を架けよう!」と夢を実現した人のドキュメンタリードラマの収録に参加する日であった。 ところが、台風の影響でその橋が通行止めになってしまった。 何という皮肉なことだ。 誰も憎めない。誰の故でもないのだろう。 ハプニングはつきものだ。
・・・という訳で、今日は一日中、風の音に耳を澄ましていた。 テレビのニュースは大半が「台風の情報」を流していた。 風の音に混じりながら、イラクのバグダッドでの内戦やロシアの小学校爆弾テロも聞こえてきた。 人が何百人も死んでいるのだ。 この天変地異の兆しは何かを意味しているのではないだろうか? このような時代に私たちは「新・星砂がくる海」と「愛の乞食」の劇に取り組んでいる。・・・つながっている! 私の直感が当たっていれば、今度の劇は現代という時代を写す拡大鏡の鏡であるのかも知れない。 演劇は風でありたい。風は暴れることもあるのだ。 今、内向的になりつつあるサブカルチャー(若者文化)に一つ、アバンギャルドで吹き荒れてみるか。
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