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2005/01/01(土)
謹賀新年/劇団夢桟敷
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昨年は皆さま大変お世話になりました。この一年間で5本のイベント出演、「1945漂流記」「愛の乞食」の公演 「星砂がくる海」出前芝居、夏合宿や流山児事務所の九州ツアー同行など 夢桟敷の面々は東奔西走駆け巡りました。
2005年を新たに迎え、3月の大阪公演の体制作りをおこないます。 近畿大学での「芸術フェスティバル」に招待され、劇団員一同気合が入っています。 テーマは「唐十郎」の劇世界に絞られ、今日の演劇状況を理解していく上でも 有意義な参加となるでしょう。と同時に熊本では同月「劇作家大会」もおこなわれます。 全国レベルでの体験は更に夢桟敷の活動を広い視野から捉え返す事ができるでしょう。
夏には沖縄の地上戦「1945年」テーマにした劇を沖縄で公演する予定です。 沖縄での公演は5年ぶりになります。 あの時、子どもたった少年少女も青年になりました。 アングラ児童劇団と思われていた時期もありましたが、今、随分成長したものだと 感慨深いものを感じるファンの方も多いと思います。
以降冬より一年間をかけて、つげ義春氏の原作「ねじ式」を各地で公演します。 失われていく<原風景>が、つげ義春氏の漫画にはあります。 失われていく<やさしさ>を取り戻すために演劇の手法で表現していきたいと考えます。 画一的になりつつある都市の論理を田舎の<原風景>を対峙することにより 演劇の<時間><空間>の自由さを提供します。
本年も隅から隅までズズズイと宜しくお願い申し上げます。
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