稽古場日記
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2005/01/10(月) 熊本着/山南
 あっという間の旅であった。
 今朝7時に熊本着。
 この3泊4日(内、2泊はバスの中)で咲希と村上精一、3人でスクラムを組み大阪みなみの街を歩き回ったような気がする。
 一体、何万人とすれ違ったのだろうか?(何十万人かも知れない!)
 目と目がガチンコしたのも千人斬り。心に残る目の数を思い出している。
 とりわけ、ホームレスの人が心に染みた。
 新今宮駅のコインロッカーに昨年11月に放置された赤ちゃんの親を捜している掲示板(ポスター)には驚いた。
 お笑いあり、悲しみあり。そして、いつでも怒りが爆発しそうな空気も感じた。
 熊本では見られないエナジーと路地裏の一杯飲み屋で孤独な影も見た。
 日雇い労働からこぼれ落ちていく人たちは、この冬を越せるのだろうか?すれ違いざまに、ぷーんと匂うワンカップが人生の不平等を教えてくれる。
 何が「自由と民主主義」の国なもんか!
 大阪のホームレスの人々はそれでも目がニコニコしている。それを見つめる住民や店の人々の目もニコニコしている。
 大阪漫才やお笑いは侮れない。
 
 熊本に着くと、仕事が山積みされていた。
 2005年が明けて、熊本に居る時間があまりなかったことに気付いた。
 今日は成人の日でもある。
 そういえば咲希がハタチ。成人式には着物で!・・・そういう意識が全くないのだろうか?
 「親の因果が子に報い」昨日の尼崎ロマンポルノの劇がリアルに突き刺さる。
 私がハタチの成人の日の時は吉本美術で成人式の会場作りのバイトをしたことを思い出した。あれから32年。
 今でも若者たちと付き合える私は幸せ者だ。
 
 大阪で食べた「お好み焼き」と「たこ焼き」が忘れられない。
 それにも増して、大阪の小劇場のパワーと近畿大学のマンモスぶりを忘れる訳にはいかない。
 夢桟敷の春はココに向っているのである。
 春は曙。大阪で夢を咲かせるとするか!
 「愛の乞食」!
 唐十郎さんや流山児さんとココでお会いできれば、劇作家大会熊本で流れた「アングラ劇史」企画の花が咲く。
 こちらのパワーが凄い!でっせ〜ぇ。
 
 熊本に着いたら事務所が戦場になりました。


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