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2005/01/19(水)
絵画教室にて/山南
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絵で例えると、「よくできました」というのは味が無い。 キレイに描けました、では物足らないのだ。 子どもが描く絵で「スゴイ!」と言うのに遭遇した。 それはキャンパスからはみ出さんばかりの「怪獣」の絵である。 私には「怪獣」に見えたのだが、本人に言わせると「お母さん」の顔だそうである。 鼻息荒く、身体全体でクレヨンで塗りつぶしたり、画用紙の外側まで線が延びていく様は、見ていて気持ちが良い。 今日は清水のコミュニティ―センターで知り合いの「絵画教室」に顔を出した。 中には絵はそっちのけで暴れ回っている子もいる。その子は宇宙戦士(?)になったつもりで一人遊びをしていた。 また、子どもに「目はこうでしょ!」と言いながら、お母さんの方が一生懸命描いている姿も見た。
子どもの頃から色々なのがいるものだ。 演劇も「うまい・へた」からはずれて、鼻息荒く没頭する幼児のようにいきたいものだ。 宇宙戦士は誰と戦っていたのか?これは明らかに劇世界である。 お母さんのおせっかいを黙って見ていた少女の行く末は? 私は「小さな目」に吸い込まれたのであった。
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