稽古場日記
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2005/01/07(金) 本日夜より、いざナニワの旅へ/山南
 今から30年弱むかし。私は一年間だけ大阪でサラリーマンをしていた。
 後も先もサラリーマン生活はこの一年だけである。
 難波花月に通い、今日こそは「横山やすし」の弟子になろうとドキドキしながら舞台を見ていた。殴られようが蹴られようが、私は「横山やすし」の芸に魅せられていたのだ。
 その後、唐十郎や寺山修司、流山児祥、山崎哲、大駱駝鑑(麿赤児)の舞台などに対面し、吉本よりも面白い世界を知った。(今でも、横山やすしは神様だと信じているが・・・)
 芸人が廃れ、タレントが重宝がられているご時世である。
 
 今回の大阪行きの目的は3月の近畿大学での芸術フェっスティバル参加公演の会場下見と元劇団員(村里春奈)の所属する劇団(尼崎ロマンポルノ)の観劇である。
 関西の演劇事情を少しでも感じ取って来よう。
 同行者は咲希と村上精一である。
 どんな珍道中になることやら?まぁ、言葉が通じるところだから大丈夫だとは思うが、新たな出会いが出来そうだ。
 後日の旅日記をお楽しみに!真夜中の九州・山陽道中膝栗毛は高速バスの夢の中に閉じ込めて、目が覚めると明日の朝よりナニワのおばちゃんたちがギャグを飛ばしあっているのかと思うとコリャたまりまへんわ。熊本弁で奇襲するしかなかとですたい。


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