稽古場日記
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2005年2月
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最新の絵日記ダイジェスト
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2005/02/12(土) まだまだ!/山南
 ラスト場面が決まらない。
 それはラスト前の場面で盛り上がりすぎているからである。
 それを上回らなければならない。
 さて、どうしようか?
 
 テント芝居(野外公演)であれば、まずこうするだろう。
 ステージ奥のカーテンが開くと、燃える大八車が見ている客席へと突進して来るのである。
 テントに炎が移らんとするその瞬間、天井から水が洪水のように落ちてくる。
 登場人物たちも客席もずぶ濡れになりながら、歌を唄う。
 
 大八車とは海賊船である。朝鮮海峡を漂流し続けた幽霊船である。
 「海は燃えているか!」
 
 さて、どうしようか?
 ぎりぎりまで謎を残したまま、ひらめいていくしくない。
 「わかりやすさ」の劇から「衝撃」の劇を目指そう!

 今、劇団員とともに唐十郎の<夢の暴力>へ立ち向かっています。


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