稽古場日記
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2005/05/09(月) 日常へ復帰/山南
 連休も明けて、みんなこれまで通りの<日常>生活に帰った。今日から学校に会社に復帰して行った。
 ある者にとってはこの<日常>生活が人生の大半を占めており、そしてある者が大半を占めている。
 日常のダラダラが政治・経済・文化を支えているのである。問題がなければこのダラダラが快感でさえある。
 しかし問題のない<日常>などあまりあり得ない。<日常>に満足している者は数少ないだろう。
 
 <日常>の中で<非日常>を探しているのが、<文化>であるのではないだろうか?
 政治や経済は<理想>と言い換えるだろうが、文化は悪夢でさえも<非日常>として不満足な<日常>を埋め合わせることができる。
 
 詭弁だろうか?
 今、「戦争劇」に取り組んでいるが、現実にあった悲惨なことを等身大のリアリズムで説明する劇に限界を感じている。
 ならば、「星砂がくる海」は前回公演の「愛の乞食」、更に今後の「ねじ式」への公演に向かって、一本の糸で結ばれたものにしたい。
 果たして、その価値を認めてくれるだろうか?
 数少ない夢桟敷を注目して頂いているお客さんの輪を広げるために、私は先鋭化するしかない。
 これが「大衆アングラ劇」であると主張してやろう。
 
 日々が演劇。・・・これが私の日常である。
 日常へ復帰どころか、原点に立ち戻ろうとしているのが私の仕事でもある。


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