|
2021/01/01(金)
2021年新春ひまひま朝ドラ日記
|
|
|
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
さて、年の初めのおなじみひまひま朝ドラ日記です。まずは現在放送中の『おちょやん』。これ、かなり好きだなあ。どうも自分はこういうベタな感じは嫌いじゃないのかも知れない。第1週の子役時代の「うちは捨てられたんやない。うちがあんたらを捨てたんや!」(←セリフうろ覚え)というセリフで、もうこのドラマについて行こうと決めました。けっこう過酷な話なんだけど、決して悲惨にはしないスタンスがいいです。
そして前作『エール』。実は序盤で見るのをやめてしまったのですが、年末に放送された総集編を見てみました。余計な部分をカットしたせいか、ストーリーがはっきりしていて意外と面白い。演出も凝っているなあと思います。 で、今さら蒸し返すのはなんなのですが、序盤で脚本家さんが降板したのは何でだったんだろう…と気になってしまいます。演出があまりにコメディータッチなので、脚本家が怒って降りてしまったのでは…とSNSのコメントで見かけたけど(まあ確かに完全に『サラリーマンNEO』のノリの部分もあったけど)、さすがにそんな理由で途中降板しない気がする。むしろ降板により、演出家が得意なコメディーシーンを増やして繋いでいくしかなかったのかも。 総集編を見て、そこまで脚本と演出の意見が対立するのはどこなんだろう…と考えると、やはり恩師が目の前で戦死する(銃殺)衝撃場面。ここの展開を決める段階で意見が相違したというのは十分あり得るように思う。以前金八先生で、生徒が薬物依存になる展開をめぐって脚本の小山内美江子さんと演出家(今では半沢直樹などを担当しているベテラン)が対立し、降板に至った流れが思い出されます。 個人的には、今回はここまでしなくても、十分主人公の苦悩は描けたんじゃないかなあ…という気もします。
…まあこれも一視聴者の勝手な憶測(思い込み)に過ぎません。こうした憶測を巡らせるのも、朝ドラの楽しみ方の一つってことで。 『いだてん』や『麒麟がくる』の演出家インタビューなどを読んで、ドラマ演出家というのは、脚本を読み込んで脚本家の意図を推察して、そしてそれをいかに映像化するかを考える仕事なんだなあ…とよくわかりました。このあたりのせめぎ合い(?)が、監督個人の作品という印象が強い映画とは大きく違うところで、テレビドラマの面白さなのかも知れません。
そういえば相鉄の直通線のウェブCM、音さん(朝ドラ)と信長(大河)って凄い組み合わせだったんだなあ。NHKとタイアップできなかったものか。無理か。
|
|
|