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2018/05/29(火)
追悼・高畑勲監督
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先日亡くなった高畑勲監督の『かぐや姫の物語』をテレビでやっていたので、録画して見ました。本当は映画館へ見に行きたかったんだけど、そのうちに…と思っているうちに上映終了してしまい、地上波初放送もいつの間にか終わってしまい、今日の今日まで見ることができませんでした。初見です。 ちなみに、私が見たことのある高畑勲監督作品はというと、ジブリの黒歴史(?)『となりの山田くん』。ムービルまで観に行ったけど、客席は空いていたなあ…。この興行失敗で、『かぐや姫』まで長いブランクが開いてしまったのかも知れません。
さて、この『かぐや姫』。感想はたくさんあるのですが(地井武男さんの声も懐かしい…)、いちばん強く感じたのは、高畑監督の、上映当時78歳とは思えない、感性の若さ。そして激しさ。テレビで見るご本人は、盟友の宮崎駿さんが過激で気難しい頑固じいさんといった感じなのに対して(失礼か)、高畑さんは穏やかで優しいおじいちゃんといった印象ですが…。作風は真逆に感じられるのが面白いです。多くの人が語っていますが、これは決して昔話ではなく、現代の女性を描いた物語でもありますね。 とにかく、ラストへ向かっての畳みかけるような流れは圧巻。涙が止まらなくなってしまいました。ううう(嗚咽)。この歳でかぐや姫で泣いているのもどうかと思いますが。
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