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2019/05/08(水)
パパママバイバイ
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図書館で借りた絵本。1977年に横浜市緑区で起こった米軍機墜落事件について描かれています。事故からまだ間もない頃に書かれたもので、絵本というには非常に生々しいものです(ここでは詳細は省きます)。 私はこの事故が起こった時にはまだ1歳。当然記憶には無いのですが、後年、母親から何度か話を聞いたことがあります。 当時、母親は二俣川の自宅にいたのですが(当然私も一緒に)、日頃から厚木基地を飛び立ち二俣川上空を通過する米軍機が、この日は普段と明らかに違う低空を飛ぶような轟音を立てていていると思ったら、間もなく雷が落ちるような凄まじい音がして、それがその事故だった…と言うのです。 犠牲になった兄弟は当時3歳と1歳、次男は私と同い年だったわけです。2人のお母さんは皮膚移植などを経て一時は回復しましたが、4年ほど経って亡くなったそうです。
港の見える丘公園の一角には、遺族から寄贈された「愛の母子像」が、ひっそりと設置されています。 事故から40年が経ちますが、それから世の中が良くなっているかというと、全く変わっていない、むしろ悪くなっているのでは…と思いつつ、この本を読みました。こういう本は、最近では政治的とか言われて、批判されてしまうのかも知れません。でも、政治的かどうかなど関係無く、こんなことがもう二度とあってはならないと思うのが、自然な感情なのではないか…と思います。
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