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2005/09/07(水)
二股温泉に入る会<後編>
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2日目は、かつての宿場町、大内宿へ。バス便が無いため、やむなくタクシーで向かいます。タクシーの運転手さんによると、会津全体の観光客の入りが減少している中で、大内宿の来客は年々増加しているとのこと。 着いた大内宿には大きな駐車場があり、平日にも関わらず観光バスやマイカーで多くの人が訪れていました。中には神奈中の観光バスも。左右に並ぶ茅葺き屋根の民家では、多くのみやげ物を販売しています。静かな町並みを想像していたのですが、思ったよりも観光地化していて驚きました。
ねぎ一本丸ごと入っている、その名も「ねぎ一本そば」が名物の食堂で昼食。しかし勇気が無くて、ついついごく普通の白髪ねぎの「ねぎそば」を注文してしまいました。 「ねぎ一本そば」を食べている人を見ると、なかなか衝撃的なビジュアルです。ねぎをかじりつつ、そのねぎを使ってそばをすくって食べます。味はともかく、ネタとしてはこっちを食べたほうがおいしかったなあ・・・と、ネタ人間として(何だそりゃ)反省したのでした。
道端に立てられた看板には、数箇条にわたる住民の規則が書かれています。その中に「外部資本から町を守る」というのがありました。外部資本から独立し景観を守りつつ、住民が自活していくための手段がみやげ物などの収入だとしたら、ある程度の観光地化は仕方ないのかも知れません。 帰りのタクシーの運転手さんは、「ここは観光客が来るようになってからまだ20年ちょっとだから、住民もまだまだ商売っ気が無いんですよね。これから、すれていかなければいいがな、って言ってるんですけどね」と話していました。これ以上あまり有名にならず、ほどほどに素朴な観光地であってほしい、と一観光客として勝手に思うのでした。
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