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2006/01/29(日)
新宿東口濃密空間
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新宿でとあるイベントがあり、行ってきました。引きこもり、アルコール依存症、脳性マヒ、摂食障害、うつ病……そうそうたる(?)メンバーによる、詩の朗読や歌などのパフォーマンス&トークライブです。出演者も濃ければ、会場自体も、ビルの地下1階にある狭くて薄暗い空間だったので、客席とステージ一体となっての独特の濃密な空気。タバコの煙と相まって、終わりの頃にはクラクラしてきました。 正直、パフォーマンスの完成度としては高いかどうかわかりません。司会の人のツッコミに助けられていた面が多い。でも、障害や病気を自己表現に昇華し、それに共感する人々(一見ごく普通の今風の若者から、出演者追っかけのコスプレ集団まで)がこうして集まる。そのことに意味があるんだなあと思います。テレビ局の取材が入っていたけど、テレビでこの空気感は伝わらないだろうな。
話は変わって。先日もちょっと触れたのですが、神奈川新聞のホームページがブログ形式になっていて、自由にコメントできるようになっています。 これが、本当に好き勝手な事を書いてる人が多い。いや、好き勝手なコメントを書くこと自体は仕方ないと思うのです。問題は、そういう場を用意している神奈川新聞自体にあるのでは…と思います。 最近、NHKで「つながるテレビ@ヒューマン」という番組が始まりました。なんかNHKらしくつまらなそうな番組なのでちゃんと見ていないのですが(だったら取り上げるなよ)、この番組もブログやホームページで視聴者と「つながる」ことを売り物にしているらしいです。 でも、ネットを利用して視聴者や読者と「つながる」ことができるって、幻想なんじゃないかなあ…という気がする。ネットで大勢を占める意見が、そのまま世の中の大勢だと思うと、けっこうズレてるんじゃないかなあ…と思うのです。
まあ結局何が言いたいのかと言うと、このホームページは、ネット社会の端くれとして、今後ともひたすらどうでもいい話題をのほほんと書いていこうということです。どういう結論なんだ。
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