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2006/12/22(金)
ひまひま旅行で風邪をひき
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げほげほ。カゼをひいてしまいました。と言うのも、18きっぷを買って普通列車で1泊2日で長野へ行こう、というひまひまな事をしたからでして。自業自得か。
横須賀を朝5時過ぎに出て、東海道線を西へ。中央線で岐阜県側から長野入りするルートをたどります。関東に住んでいると、中央線というと「真ん中通るは中央線」のオレンジ色の電車を思い浮かべますが、このあたりまで来ると驚くほどのローカル線です。 中央線の前に、愛知県内を走る路線に乗ったのですが、途中、4階建てぐらいの巨大な駐車場に、ずらーっと車が並んでいる光景を目撃。なんだこれは、と思ったら、車掌さんの放送で「トヨタ自動車本社最寄駅」であることを知りました。と言うことは、あの大量に並んでいた車はおそらく社員の通勤用で、おそらくあの中に日産の車は1台も無いわけで。沿線は住宅やビルが密集していて、相鉄沿線よりも人口が多いのでは…と思いましたが、列車はわずか30分おき、2〜4両編成の運転。改めてクルマ社会の街なのだなあ、と実感しました。
さて、今回長野へ行ったのは、この12月に小田急から長野の私鉄「長野電鉄(通称・ながでん)」にお輿入れしたロマンスカーに乗ることが目的だったのです。 乗車した列車は途中駅からの始発列車だったため、ガラガラ。展望席に座れたのはいいのですが(展望席も含めて全車自由席。特急料金はなんと100円!)、平日とはいえ満を持して登場させた目玉車両がこれでは寂しいなあ、とやや複雑。 ちなみにロマンスカー始発の駅までの各駅停車は、田園都市線の中古車両でした。下の写真はその並びです。神奈川県民にはおなじみの車両同士が長野の地でこうして並んでいるのは、何か不思議な感じがします。 さて、発車したロマンスカーは、霧に包まれたりんご畑の中を走ります。天気が良ければもっとよかったなあ…と思っていたら、終点近くで急に光が差し、霧が晴れ、展望席の窓には信州の山々がくっきりと現れました。ちょっと感動。ロマンスカーも、新宿から通勤帰りの疲れたサラリーマンや酔っ払いを乗せてるより、ここなら気持ちいい第二の人生を送れるのでは…と勝手にロマンスカーの気持ちになって考えていたのでした。 列車は終点の湯田中駅に到着。「ああ〜麗しの志賀高原〜♪」という音楽に迎えられます。ロマンスカーの新名称は「ゆけむり」。第二の人生は、どこかのんびりした、でも地域に密着したものになりそうです。
長野からの帰路は、今度は中央線経由で東京方面へ。ボックス席に座ってたら、酔っ払いのおじさん2人組がつまみ片手にやって来ました。 はす向かいに座ったおじさん、「あんたもちょっと食べなさい」となかば強引に(?)勧めると、いろいろな話を始めました。普通列車の旅はいい、とか、歴史のある地名を変えるのは良くない、とか、神社の鳥居にいろいろな形があるのは何故か、とか…。 せっかく話してもらったのですが、風邪のせいでいつにも増してボーッとしていたので、まともな相づちが打てていなかったと思います。でも、下車する時に「聞いてくれてありがとう」と握手して降りていったのでした。70歳とのこと。元気だなあ。 あまり仕事のことに触れるのはどうかと思いましたが、ちょっと話の中で「全国を回った」「偉い人に会う機会が多かった」などと気になることが多かったので、後に残った隣の席の方(80歳!)に、思い切って聞いてみました。 「最近、問題になっているけど…。郵便局の局長会。OBの集まりがあって」 ちょっと話しづらそうな雰囲気でした。余計なことを聞いてしまったなあ、と後になって反省したのでした。
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