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2007/04/22(日)
これでいいのか、どんど晴れ
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またも朝ドラ『どんど晴れ』について。何回か見てみて、目指す方向が何となくわかってきました。ああ、このドラマは「困難に負けず頑張る主人公、その頑張りが周囲に認められていく」という、近年の朝ドラの基本路線を踏襲していくのだなあ、と。はっきり言えばベタな路線です。 朝ドラに斬新さを求めている視聴者などいないとすれば、このベタ路線は正解なのかも知れません。しかし、スタートから挑戦を避けて、安全・安定を求める姿勢に、なんだか志の低さを感じてしまうのです。「視聴者はこの程度のもので喜ぶだろ」という制作側の安易さを感じてしまって。
何度も引き合いに出してしまいますが、『ファイト』(の特に中盤まで)を面白いと感じたのは、この朝ドラ基本路線を敢えて崩していたからです。 仲居として働くエピソードはファイトにもあったのですが、印象に残っているのは、主人公がミスを犯してしまい、お客様に直接謝りに行きたいと言った時の、女将(歌える女将、由紀さおり)の叱責。「従業員のミスは全て私の責任です」という厳しい一言。 この言葉は、言ってみれば至極当たり前なのですが、この「当たり前」があるか無いかで、ドラマの印象や主人公への共感は大きく変わってくると思います。そして、今のところ『どんど晴れ』にはその「当たり前」を感じないのです。
…たかが朝ドラについて、こんなに必死に語るのもどうなんだという気もしますが。まあ、ひまひま日記なので良しとしてください。 批判するためにドラマを見るのも正しい見方ではないと思うので、とりあえず今シーズンの朝ドラ日記はひとまずお休み。ドラマが急激に面白くなったらまたやるかも知れませんので、お楽しみに(←誰が??)。
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