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2008/10/24(金)
お風呂と和菓子にさようなら
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ひまひま管理人が住んでいる三浦半島には、あまり温泉やスーパー銭湯といったものがありません。代わりにあるのが、海洋深層水を使ったお風呂。京急グループで海洋深層水事業を手がけているそうで、いくつかのホテルや日帰り風呂で海洋深層水を使用しています。観音崎の京急ホテル併設のスパでは時々メンズデー割引なるものがあり(レディースデーはよくあるけど、これは珍しい?)、散歩がてらたまに行っていました。 割引後でも料金は1,000円とやや高めでしたが、タオルも付いているし、海に面していて気持ちがいいし、何より空いているのがいい。そんなわけでけっこう気に入っていたのですが、海洋深層水ブームは去ってしまったようで、取水事業は終了、海洋深層水風呂は普通のお風呂になってしまうことに。ヒリヒリする感触が独特で、いかにも身体に良さそうだったんですけれども。残念です。
さて。先月の話ですが、16年間続いたというテレビ東京の『TVチャンピオン』が終わってしまいました。この番組、開始当初はよく見ていたから若干の思い入れがあるのです。高校生のさかなくんも出ていたなあ。何度かリニューアルを繰り返し、もう潮時か…と思わせつつも、時々思い出したように原点回帰のようなバカバカしい企画(いい意味で)をやってくれるので、そのたびにやっぱり続いてほしいと思うのでした。 最終回は、過去に最高視聴率を記録したという人気企画『和菓子職人選手権』。白根にある「和作」という和菓子屋の職人の山田さんが、何度も千葉の和菓子屋の職人に挑み、敗れ去っていたのが印象に残っています。普通、職人系の選手権って、プライドがあるのか一度敗れた選手はなかなか再チャレンジしないのに、そのしつこさが素晴らしい(いい意味で)。千葉の職人が殿堂入りだか何かで出場しなかった回で、山田さんが念願の優勝を勝ち取った覚えがあります。 そしてこの最終回では、歴代最高チャンピオンという千葉の職人に、他の職人が挑む形に。山田さんも久々に出場していました。すっかりおじいさんになった姿に時の流れを感じます。そして山田さんは、「和菓子スイーツ対決」なる勝負でいかにも和菓子的なスイーツを作り、残念ながら敗北、決勝に進むことができませんでした。 こう書くと和作の和菓子が大した事無いみたいですが、そんな事は無く、一度買ったことがありますが大変美味しかったです。念のため。
最終回ということで過去の名場面集も放送していたのですが、これがいわゆる感動の名場面など一切無く、ひたすらバカバカしい場面ばかりなのに逆に感動(長太巻き早食い対決なんて素晴らしい)。この番組の潔さを感じました。 思えば、この番組が始まった頃は、画面から何ともいえない「いかにもテレ東」といった雰囲気を発していたなあと思います。今やテレ東からNHKまで、どの局にチャンネルを合わせても似たような画面ばかり。没個性。なんだか寂しいなあ…と思うのです。また年寄りの戯言みたいになってきたので、このへんで。
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