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2008/02/26(火)
急行銀河の夜<前編>
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東京・大阪間を走っている夜行列車「銀河」が、3月のダイヤ改正で廃止となります。廃止が決まってからわさわさと乗りに行ったり撮りに行ったりするマニアは「葬式厨」などと揶揄されますし、自分もあんまり好きじゃないんですが、仕事帰りの相鉄線をゆっくりと追い越していく銀河の灯りを見て、前々から一度乗りたいと思っていたのです。 そんなわけで、用も無いのに最初で最後の乗車を決行することに。仕事が終わったその足で乗ろう・・・と思い切符を買いにみどりの窓口へ行ったものの、日曜日の下り列車ということで何と予想外の満席。仕方がないので、朝の新幹線で京都へ向かい、一日京都をぶらぶらして、その日の銀河で大阪から帰ってくる・・・という車中1泊の強行スケジュールを組みました。何とか上段の切符をゲット。平日の上りでもかなりの乗車率のようです。
行きの新幹線。関東は晴天で富士山がくっきり。関ヶ原越えは一転して雪景色です。新幹線は「ぷらっとこだま」という割引プラン。新横浜・京都間9,600円でしかも缶ドリンク付き。車内でビールを飲むと回りそうなので、家にお持ち帰りにしました(ソフトドリンクも選べるのですが、ビールの方が高いから、というケチ根性)。のぞみに何回も抜かれるこだま号ですが、急がない旅ですし気になりません。新大阪まで乗り通す人も多かったようです。 ちなみに、帰りの銀河は大阪・横浜間で、乗車券・急行料金・寝台料金あわせて、しめて15,750円。この高さが利用客離れにつながっているのは否めません。
京都は冷たい暗い空。でっかいオブジェのような駅ビルでラーメンを食べた後、上賀茂神社というところの神事を見に行きました。どこかお祭りでもやってる所は無いかな・・・とホームページで見つけたのです。 しかし、神社に着いてもお祭りらしい雰囲気は何も無い。炎立ち上るような勇壮な祭りを想像していたのですが、どうも違ったようです(←神事を何だと思っているのか)。神主さんたちに連れられて、ゴルフ場のような所をずらずらと行列し、松の葉っぱか何かを引っこ抜いて帰ってくるのをひたすら眺めるという、地味・・・いえ、静かなお祭りでした。何故か「京都・奈良の神事を回り尽くした」という参列者にいろいろ話しかけられ、困ってしまいました。興味があって来たように見えたのだろうか。
ぶらぶらと散歩したあと、叡電という江ノ電みたいな小さな電車に乗って山峡に分け入り、鞍馬の温泉へ。京都市街から近いだけあって多くの人が来ていましたが、それでも山を眺めながら露天風呂に入っていると、秘境に来たような気分になります。 露天風呂だけだと1,100円だったのですが、時間もあったので奮発して、内風呂と休憩室が利用できるセット(2,500円)を選びました。そして、ちょっと湯上りの休憩・・・と広間へ。 ふすまを開けると、がらんとした畳敷きの部屋に、男女二人だけが横になっていました。しかも、見つめあって寄り添って笑いあっちゃったりしてる。し、失礼しました、、、と狼狽しつつふすまを閉めたのでした。 しかし、ちゃんと料金払ったのに広間を使えないというのは、なんとも勿体ない。かと言って、わざわざ自ら精神衛生上よろしくない部屋に入っていくのも、なんか金を使ってガマン大会してるみたいで、さらに勿体なくてバカバカしい。結局、広間はあきらめ食堂で過ごすことにしました。 食堂で読んでた「スルっとKANSAI」(パスネットのようなカード)の情報誌。カードを提示で割引の施設一覧の中に、この温泉も。なんと500円引き。カード持ってたのに。もったいないなあ・・・今からカード見せて500円返してもらえるかなあ・・・そんな事恥ずかしくて言えないなあ・・・・・・。
などと、もったいないもったいないとケチさ丸出しの駄文を書いてるうちに、かなり長くなってしまいました。帰りの銀河についてはまた次回。お楽しみに(する人いるのか??)。
↓京都の駅ビル。外国の駅のようです(行った事ありませんが)
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