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2008/07/11(金) はるばる行ってきたぜ、函館<前編>
 そんなわけで、行ってまいりました函館まで。休みは2日間。夜行で青森まで行き、青函トンネルをくぐって函館入り、翌日はフェリーと新幹線で帰ってくる・・・というプランです。列車に興味が無い人だったらただの苦行になってしまいそう。

浴衣で寝ながら部下に指示

 何のトラブルも無く終わるよう願いつつ気もそぞろに仕事を終え(←こんな事だからいかんのです)、品川行きの京急に飛び乗りました。そして、上野発の夜行列車、寝台特急「あけぼの号」に乗車。寝台列車に乗る前はいつも子どものようにワクワクしますが、上野駅の薄暗いホームに停まる、鈍い青色の寝台列車には余計に旅情をかきたてられます。
 今回は個室が満室で取れず、カーテンで仕切る通常の寝台に。銀河の時は上段で大変でしたが、今回は下段。しかも車内はガラガラで、上段はおろか、向かいの寝台にも誰もいない。1区画独占状態です。これなら個室よりも快適かも。ちなみに、同じ車両に乗っていたのは、家族連れ、カップル、熟年夫婦などの5組ほど。やっぱり一人客は個室を好むみたいです。
 ガクンという衝動とともに、定刻の21時45分に列車は発車。早くも、車掌さんによるおやすみの放送が流れます。明朝の秋田到着まで、放送はありません。駅で買った深川めし弁当を食べて、しばらく夜景を見ていると、する事も無くなって、まあ歯磨いて寝るか、という事に。ちょっとしたフリースペースや食堂などあるといいんですけど、いつ無くなるかも知れない寝台列車、それは無いものねだりなのです。
 いざさあ寝るぞとなると、なかなか眠れないものです。カーテンで仕切っているので、外も見られない(この点、やっぱり個室のほうがいい)。ようやくうとうとした頃、向かいの寝台に人が乗ってくる音がしました。時計を見ると3時過ぎ頃。新潟県内のどこかの駅でしょうか。缶ビールかチューハイかをプシュッと開けて、おつまみの袋を開いている音がします。夜遅くまで仕事して、一息つきながら移動、というところでしょうか。
 再度うとうとしたと思ったら、早くも6時44分秋田到着の放送が。車内販売も始まるようなので、顔洗って着替えて起きることにしました。駅弁にしようか・・・とも思いましたが、さすがに朝から重たいので、サンドイッチとコーヒーに。コーヒーの紙コップはsuicaのペンギン柄。
 秋田で乗務員が変わったらしく、中年夫婦の夫は奥さんを前に「揺れなくなっただろ、前の運転士はダメだ」などと評していました。厳しい。
 前の寝台の中年男性も、ごそごそ起き出し、浴衣姿で残りのいかくんと、コンビニで買ったらしい冷やし中華を食べ始めました。食べた後、再び寝台で横に。携帯で部下らしき人に「東京支社に連絡しないとダメだろ」などと指示を出していました。浴衣で寝ながらのギャップがすごい。
 弘前で多くの乗客が下車し、終点の青森に着く頃には車内はいっそう閑散としていました。9時56分、定刻通り青森駅に到着。ここから青函トンネルを通る特急に乗り換えです。

謎の黒いギターケース

 こんなペースで進めてたら終わらなくなってしまう(どうでもいい事書きすぎた・・・)。先を急ぎます。乗り換え時間は5分、急いで跨線橋を渡り、函館行き特急「スーパー白鳥」に乗車。JR北海道の新しくてきれいな車両です。八戸からやって来た列車で、席も大方埋まっています。自由席の空席を見つけて腰掛けました。
 青森を発車した列車は、快調に走行。すると、「デッキにギターケースを置いているお客様、車掌までお申し出ください」との放送が。2人の車掌さんが「警察に連絡しよう」などと通路をバタバタ通ります。にわかに慌しくなってきました。
 しばらく後、2人の車掌さん、警備員、そしてギターケースを持ったメガネ青年が通路を戻ってきました。どうも不審物としてチェックされてしまったみたい。
 この時に至って、ようやくサミット間近で警備が強化されている事に気づきました。ましてや、本州から北海道へ向かう列車では、ギターケースなど要チェックでしょう。函館駅の改札前でも、台に乗った警官が周囲に睨みをきかせていました。

 この日は、大沼公園を散策したり(晴れていれば駒ヶ岳が美しいらしいですが、あいにくの曇天、ぽつぽつと雨も降り出しました。自分の雨男ぶりを恨みます)、森駅で名物「いかめし」を買ったりした後、函館のホテルへ。付近には赤レンガ倉庫もあり、港町らしい雰囲気です。なんだかひまひま一人旅にはもったいないような小ぎれいな部屋のベッドで(きのうの寝台とは大違い)眠りにつきました。 <後編に続きます>


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