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2012/01/24(火)
センチメンタル列車旅
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いやと言うほど電車に乗ってきました。これでもう当分乗らなくても大丈夫(なんてことは無く、また1週間もすれば乗りたくなるんですけど)。
まずは上越新幹線&はくたか号に乗って富山へ。電車を降りると、1月とは思えない暖かさ。そう言えば、2年前に行った時(寿司屋カウンター事件?を日記に書いた)もそうだった。 富山では、地元私鉄の富山地方鉄道(略称「ちてつ」)に乗車。郊外の町をぶらぶらしました。公共の日帰り温泉は地元の人たちで賑わっていたものの(休憩所は人でいっぱい!)、立派…であっただろう3階建ての駅ビルは今では薄暗く閑散としているし、道路沿いのショッピングモールは多くのテナントが抜けてスカスカ、そして廃墟となったショッピングビルの中では「町長を囲む新春の集い」が催されているようでした。まさに地方都市の現状ですといった感じで、寂しくなってしまいました。
富山市内で1泊し、目が覚めると前日と一転し外は冷たい雨。ここから特急「サンダーバード」に乗り(頭の中をテーマ曲が流れます)新大阪へ。一度見てみたい…と長いこと思っていたものがあるのです。 で、念願のご対面を果たしたのが下の写真。有名な太陽の塔です。目の前で見ると本当に圧巻。どす黒い雲を背にして立ちはだかる姿に、思わず「ご、ごめんなさい…」と土下座してしまいそうな迫力(何だそりゃ)。 広大で訪れる人もまばらの万博記念公園。ここにたくさんのパビリオンが建ち、日本中の人たちが訪れたとはにわかに信じられない。太陽の塔さん(さん付けしてしまいました)はその頃からここにいたわけです。科学技術がどんどん発展し、そして人間はどんどん幸せになるだろう…と、まだまだ前向きに信じることができた時代だっただろうと思う。でも、太陽の塔の顔を見ていると、当時から「そんなことは無ーい」と警告していたようにも感じました。
などと、若干センチメンタル気分になりつつ、こだま号で帰途に。電車好きとはいえ、混雑する新幹線で3時間以上座り続けるのはきつい…。 いつもは新横浜で降りて二俣川の実家へ帰りますが、今回は品川まで乗って、京急で横須賀へ帰ることにしました。品川駅前は雪が積もり、昨日の富山よりずっと寒い! 品川からは、200円払って京急の「ウィング号」(定員制の着席列車)で帰ってきました。川崎を過ぎると、雪は雨に変わっていました。 前も書きましたが、電車の中でビールを飲む人は本当に多い。新幹線もそうだったし、このウィング号もあちらこちらでプルトップ缶を開ける音が。隣の席のスーツ姿の男性も、おつまみをボリボリかじりながら、ビール飲みつつ少年ジャンプを読んでいる。 しかし、この「日本人の車内ビール摂取率」は高過ぎではなかろうか。食堂車は別として、よその国の人々はこんなに列車内で酒を飲むものなのでしょうか(そもそも日本には食堂車が無いですけど)。 海外に行ったことも無いので、「外国でも列車の中ではがぶがぶ酒を飲むぞ、むしろ日本人は飲まな過ぎ」ということでしたらすみません。と言うか、自分はぶらぶら電車に乗って遊んでいながら、他人の飲酒にケチをつけるなという話でした。すみません。
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