|
2012/02/29(水)
偏った読書日記
|
|
|
『徹底解析!!最新鉄道ビジネス』なる本を買いました。国内の全鉄道路線の収支などが載っていて、けっこう面白い。 びっくりしたのは、会社別では相鉄は阪急に次いで2番目に利益率がいいということ(ただし、借入金の返済額などは含まれていないので、実際にもうかってるかどうかは別のようですが)。京急は、空港線は日本一の黒字路線だけど、逗子線・久里浜線は赤字のようで、年々羽田重視のダイヤになっていくのも止む無しかと思わされます。 相鉄がなぜここ数年来、朝ラッシュ時の本数や両数を減らしてきたかという分析記事もありました。ぼくなんかは「年々乗客も減ってるようだし、仕方ないのかな」なんて適当に考えてましたが、この記事では乗客1人当たりの輸送コストと収入額などを提示しながら分析していて、数字に弱い文系マニアとしては、思わず納得させられてしまいます(定期券客は多ければ多いほど赤字になってしまうんですね)。 まあ経済の知識なんてまるで無いので、あくまで「分かった気になる」だけですが、それでも読み物として面白い本でした。
もう1つ買ったのが、『藤子・F・不二雄のまんが技法』。藤子先生が、子ども向けにまんがの描き方について解説した本です。今さらまんが家を目指すわけでもありませんが…ドラえもんで育ったぼくとしては、藤子先生は心の友(ジャイアンか)、いや心の師匠。バイブルを見つけたような気がして買ってしまいました。 この本、タイトル通りまんがを描く技術的なことから、まんが家を目指す心構えまで、分かりやすい言葉遣いで、しかし手を抜くことなく真剣に書かれています。この「子ども向けだからといって手を抜かない」という姿勢は、まさにドラえもんの作風だったなあ…と思います。もうこんなまんが家はいないのかも。 まんが家は普通の人でなければいけない、という言葉は特に印象に残りました。常識を知らなければ、偏った独り善がりのものしか作れないと。だからたくさんの本を読み、たくさんの知識に触れなさいと。これはまんが家に限ったことでは無いかも知れません。
…と書きながら、どうも私ひまひま管理人は、偏った本を読み、独り善がりのバカ日記ばかり書いていることに気づきました(←今さら??)。 来月はもっと幅広い、豊富な知識に基づいた日記を書きたいと思います。そんなわけで、今月はこのへんで。
|
|
|
|