|
2015/01/26(月)
ここ数日で思うこと
|
|
|
ふたする会で政治的発言をすると出場停止処分、という掟があるのですが(何に出場するんだ??)、政治的ではなく個人的発言として書いておきたいと思います。
今回の人質事件、どうしても10年前のイラクでの事件を思い出してしまいます。あの時、時の総理大臣は「自己責任」を口にし、多くのマスコミもそれに同調、ネットでは被害者の3人を批判(というか誹謗中傷)する言説にあふれていました。大げさではなく、日本はこんなに冷たい国だったのかと絶望的になりましたし、何となくそれを口にするのもはばかられる息苦しさも感じていました。 反対する意見をテレビではっきりと表明していたのは、記憶に残っているのでは晩年の筑紫哲也さんぐらい。「彼らと、誹謗中傷する人たちと、どちらが必要なのでしょうか」というようなことを言っていたと思います。毀誉褒貶激しい人でしたが、この時は、この人は信頼できる人物だと感じました。 (ちなみに、当時ニュースキャスターになったばかりの古舘氏も同様の意見を言っていましたが、こちらは「むかつくんですよ!」とキャスターにあるまじき発言をしていたのでダメ。今だったら難しい表情でもっともらしいことを言いそうだけど。)
それから10年。ネット上では相変わらず自己責任論が飛び交っているようですが、一方でそれを批判する言論も多く目にするようになった気がします。 もしかすると、この10年間で、少しは多様な意見が認められるようになってきたのかな…。そんなふうに、若干楽観的に考えているところです。
|
|
|