|
2015/02/22(日)
電車の中でビールを飲んで考える
|
|
|
先日、久々に浅草から東武特急スペーシアに乗ってきました。地下の松屋(牛丼屋じゃないですよ)で弁当を買って、階段を上がると、狭いホームに身をくねらすようにしてスペーシアが停まっていました。 車内は平日ということもあって、ゆったりしたムード。発車すると、すぐに隅田川を渡り、右手にはそびえたつスカイツリー。では、いよいよお弁当を…とうやうやしく包みを開こうとすると、車内放送が。 「3号車のビュッフェでは、生ビールや、あたたかいお食事をご用意して…」
そうです、このスペーシアには、いまや鉄道絶滅危惧種とでもいうべき、ビュッフェがついているのだ。あたたかいお食事と言っても、レンジでチンした簡単なメニューが中心なのですが、このご時世にこんなコーナーを設けていること自体がうれしい。思わず、ふらふらと3号車に引き寄せられて、生ビール500円を購入。いつもこのひまひま日記で、電車の中でビールを飲むななど散々書いておいてすみません。
ビールを飲んで弁当食べて、いい気分になりながら考えた。重厚な座席にじゅうたん敷の床、バブル時代の雰囲気を色濃く残すスペーシア。ほんのちょっとした出費で、豪華列車に乗れるわけです。 一方で、いまの豪華列車といえば、ななつ星に、それに続くJR各社の豪華寝台特急…おいそれとは乗ることができません。 庶民も含めて多くの人がいい思いをできたバブル時代と、お金持ちとそうでない人と二極化してしまったいまの時代、鉄道車両の変遷は、そんな時代の変化を現しているのでは…などと、どうもいいことを考えているうちに、たった1杯で酔いが回って眠りに落ちてしまったのでした。
そんなわけで。写真は本文と全然関係なく、通りがかったビルの壁面です。
|
|
|
|