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2015/06/28(日)
寝台列車3泊2日
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寝台列車3泊2日の旅に出てきました。仕事を終えたその足で(ダラダラと居残りしていて、ふと気づいたら時間ギリギリで焦った)、横浜からおなじみサンライズに乗り込み岡山へ。岡山から新幹線に乗って九州へ入り、九州でいろいろ列車に乗り回って2日間。帰りは再び岡山まで新幹線+サンライズで…という超ひまひま旅行です。 車中2泊はいいとして、九州での1泊はどうしたんだ、寝台列車なんて無いだろう(超豪華ななつ星になど乗れないだろうし)…とお思いでしょうが、うふふふふ。ブルートレインの廃車体を再利用した宿泊施設があって、そこに泊まってきたのです。嬉しさのあまり、一人で誰に向かって語りかけているのでしょう。 思えば、初めて鉄道で一人旅をした時に乗ったのも、この九州行きブルートレインでした。遠い昔のような気がする。懐かしくて泣きそうです。この日、泊まったのはぼく1人。1車両貸し切りという超贅沢状態です(しかも、近隣の温泉施設が休館中とのことで、別の温泉まで送迎までしていただきました。申し訳無い)。 フロントの若い男性が、「昨日までおばあちゃんが10泊してたんだけど、入院してしまいました」と話していました。入院自体よりも、何でおばあちゃんはブルートレインに10泊もしていたんだろう、そのことが気になってしまいました。話は突如として西村京太郎トラベルミステリー状態に??
九州では、あのななつ星をデザインした、デザイナーの水戸岡鋭治さん作による列車にたくさん乗ってきました。JRからそれ以外まで、ほんとにたくさん走っているのです。 テレビで見た水戸岡さんは、デザイナー特有のアクの強さ(ドン小西みたいな??)が無く、温厚な紳士という印象だったのですが、途中の駅で買った著書を読むと、一方でとても生真面目で頑固な人という印象も持ちました。デザイナーというよりも、たたき上げの職人気質の人といった感じです。 この人のデザインには鉄道マニアの中では批判も多いのですが、個人的には、鉄道マニア以外の一般の人たちにも乗って楽しいと思わせる、その姿勢と手腕は素直にすごいなあと思います。そして、その手腕は、ななつ星のような豪華車両よりもむしろ、普通のローカル線でこそ発揮されるのではないかと思います。 ローカル大手私鉄、相鉄線に、こんな車両が走ったら楽しいなあ…そんな妄想をしながら旅をしていました(ちなみに今度相鉄の車両や駅のデザインを担当するデザイナーは、くまモンを作った人だとのこと。どうなるか??)。
そんなわけで、たくさん列車に乗って満足したのですが、寝台列車自体はもはや風前の灯。救世主として登場したサンライズだって、もうすぐ20年選手、いつどうなるかわかりません。乗れるうちに乗っておきたいと思います。
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