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2017/02/26(日)
家に帰るまでが遠足です
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久々に電車に乗って、1泊2日で旅してきました。全然久しぶりじゃないだろ!と言われそうですが、自分にとってはこれでも久しぶりなのです。初日は晴天で、新幹線から富士山もくっきり。これは雨男返上か!? 今回のお目当ては、大阪の阿部野橋駅から奈良県の吉野駅を結ぶ近鉄の新型観光特急「青の交響曲(シンフォニー)」。近鉄は2年ほど前に「しまかぜ」という新型特急に乗って以来です。しまかぜについては、2014年12月の日記で、「男の子が『かっこいい!乗りたい!』と思えるような電車」と書いています。 今回の「青の交響曲」はうって変わって、大人向けのシックな内外装の車両。でも、他社のように一流シェフの料理なんかとセットにして何万円も取ることなく、ちょっとした料金(720円)の追加で乗ることができて、しかも気軽にちょっとした軽食を買って、ラウンジで食べることができる。さすが長年にわたって特急列車を走らせてきた会社、敷居の低さがすばらしい。
と近鉄をほめまくったところで、翌日は二度目のしまかぜに乗って鳥羽へ(大阪のおばちゃんグループがわいわい飲み食いしながら乗っていた。やはり庶民派豪華特急なのです)。鳥羽からはフェリーで愛知県の伊良湖岬へ渡る予定。天気予報では全国的に波風高く大荒れの予報。やっぱり雨男の本領発揮か…と心配でしたが、雨風もさほどではなく何とか無事に伊良湖に到着。バスと電車で豊橋駅に着いた頃に、本降りの雨が降ってきました。
東京行の帰りの新幹線の車中、品川から京急で帰ろうと、着席列車のウィング号の予約をしようと携帯をいじっていたら、何と関東地方は強風で大荒れの天気だったらしく、ウィング号は全便運休とのこと。 どうしようかな…と考え、以前横須賀駅で「東京・品川から横浜方面の成田エクスプレスが大幅割引」というチラシを見たことを思い出し、この機会に乗ってみようと思って携帯で予約。楽しみだな〜と浮かれていたのですが…。 よく考えたら、京急が大幅ダイヤ乱れの強風なのに、JRが無事なわけなかったのだ。横須賀線のホームの電光掲示板を見ると、成田エクスプレスは約60分遅れ。さすがに1時間も待ってられないと思い、改札で払い戻しを申し出て、出場証明書(といっても、ただの小さな紙切れ)をもらい、みどりの窓口で払い戻し。 で、おとなしく京急で帰ろう…と京急の駅へ向かったが、自動改札は無情にもバタンと閉じてしまった。出場記録の無いパスモなので(JRの自動改札で入り、有人改札で出ている)、不正乗車扱いで通れないのだ。 京急の駅員さんに「成田エクスプレスに乗ろうとして…払い戻して…やっぱり京急で…」などと一から説明するのも怪しい鉄道マニアみたいで(みたいというか、そのものですが)嫌なので、もう1回JRの有人改札から入って、連絡改札を通ることにしました。連絡改札の窓口で「すみません、JRの改札から入ったんですけど…」と申し出ると、京急の駅員さんがパスモのデータを点検。 「…入場してからだいぶ時間が経ってますね。その間何をしてたんですか!?」 まずい、完全にキセル容疑者扱いである。結局、「あのー、成田エクスプレスに…」とあたふた一から説明し、ようやく通してもらえる怪しい客になってしまったのでした。
京急はダイヤは乱れていたものの、順調に飛ばし、しかも座って無事横須賀まで帰ることができました。変なマニア心(?)を起こさず、最初から京急にしておけばよかった。 やれやれ着いた…と、終点の浦賀駅でパスモをタッチすると、またも改札がピンポン、バタンと閉じてしまった。今度は何が悪いと言うの…と泣きそうになりながら(大げさ)有人改札で再びデータチェックを受けると…。 「カードが2枚重なってますね」 JRのクレジットカード(スイカ機能付き)を重ねてパスケースに入れていたのでした。そんなわけで無罪放免。家に帰るまでが遠足と言いますが、最後の最後にどっと疲れた旅でした。
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