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2017/05/18(木)
組織のがん
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数年前、職場で、ある外部の人から「組織のがんは、早く切除しないとならない。そうしないとがんが全身に回ってしまう」というような話を聞いたことがある。 その時は、ずいぶんどぎつい表現をする人だなあ、と若干不快に思う程度だった。「腐ったみかん」などと言っていたドラマが昔あったけど、みかんどころの騒ぎではない。 自分自身は、それなりにまじめに仕事しているし、そもそも組織全体をがんで侵してしまうような影響力のある人間ではない。他人事だと思っていた。
今になって、自分のことを言っていたんだろうと分かる。力の無い人間は(能力、気力どちらも)、本人がそれなりにまじめに働いている「つもり」でも、じわじわと無意識のうちに周囲に悪影響を与えてしまうのだ。 早く切除してもらえば良かったのかも知れないが、もはや手遅れかも知れない。あとはいかに痛みを緩和して、穏やかに終焉を迎えるか…。 こんな否定的なことばかり書いている深夜1時40分。あしたはもう少し前向きになろう。
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