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2018/08/05(日)
生きてるだけで丸もうけ
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毎度テレビの話題ばかりですみません。先月になりますが、明石家さんまが34年ぶりにテレビ東京の番組に出演したという話。『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』という番組で、出川自らの出演要請を受けて出演…ということのようです。映画で言うと友情出演とか特別出演とかいったものでしょうか。 ちなみに、34年ぶりというけど実際は違い、1990年頃に、小堺一機がメインのコント番組に「8年ぶりにテレビ東京に出演」と銘打ってゲスト出演していたのをよく覚えています。当時、フジテレビの『いただきます』で共演していたので、これも友情出演だったのでしょう。この時もさんまは、テレ東に番組を打ち切られた恨み節を話していたと思います。
ところでこの『充電させてもらえませんか?』という番組、けっこう面白い。ナレーションを一切入れないテンポの良さが、独特の面白さにつながっている気がします。出川が噛んだり言い間違えたりするコメントも、一字一句そのままなぞるテロップも独特。『TVチャンピオン』以来、『路線バス』『池の水』などの、連綿と続くドキュメントタッチのテレ東バラエティ路線を受け継いでいるように感じます。
そして明石家さんまについて。番組でのさんまは、いつも通りのさんまだったのですが、ちょっと心に引っかかったのが、地元の人にサインしていた際に書いていた「生きてるだけで丸もうけ」の言葉。 サインに座右の銘のようなものを書き添えるのは、よくあることだと思います。さんまにとっての座右の銘なのでしょう(娘の名前につけてしまうぐらいなのだから)。 しかし、テレビでは一切人生訓的なことを語らず、ひたすら笑わせることしか考えていない。そんな本人のイメージと、この言葉の重さにギャップを感じずにはいられない。なぜなんだろう…と、番組本編とは関係無く心に残ってしまったのでした。
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