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2019/08/03(土)
もっと正しく、感じるままに
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亡くなった祖母をはじめ、戦前生まれの方々の話を聞くと、なんでごくごく短期間に物言えぬ暗い時代がやってきて、破滅を迎えてしまったのかなあ…とピンと来ないものがあったのですが、ああ、そういう時代に転がり落ちるのはあっという間なんだろうなあ…と最近感じます。
以前、東日本大震災の前に、原発のある町の宿に泊まったことがあります(このひまひま日記でも書いたかと思います)。原発があることなど意識もせず、いつもの鉄道旅行の途中でたまたま泊まったのでした。帰りに駅まで送っていただく途中、宿のご主人が「この町に民主主義などあったものじゃないですよ」と話していたことをふと思い出します。 その時も、そんなもんなんだなあ…と他人事のように聞いていただけでした。あのご主人は、今頃どうしているのだろう。
幸い、民主主義が無くなってきていると言っても、まだ何を言っても命が奪われるわけじゃありません。しかも、守るべき家族とか、仕事上の地位とか、たくさんの友人とか、そういったものが自分にあるわけでもないので、自由なことを言えるうちに、ある程度自由に思ったことを言っていきたいと思います。とは言っても、まなじり決して大上段に構えて世相を斬るような柄でも無ければ知識も無いので、あくまで自分が感じたことをそのままに。
そんなわけで、オチは無いですけど、今日はこのへんで。オチなどあった試しがありませんが。
(8月4日追記) 芸術祭の展示中止事件を知る前に、この日記を書きました。今回の件を念頭に書いたわけでは無いことを付け加えます。 命懸けでないと物を言えない時代に戻らないことを願うばかりです。
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