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2020/06/28(日)
いだてん名セリフ集(第31回〜第33回)&女帝のあの人
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◆第31回「1個残してきたのは、田畑さんの…品格、そう、品格だと思います」(酒井菊枝) ロサンゼルスオリンピック大団円。盛りだくさんで迷うのですが、やはりここは、大横田に金メダルを取らせることができなかったことを悔やみ嘆くまーちゃんを励まし、そして結婚へとつながる、菊枝さんのセリフを選出。 「一種目モ失フナ」の貼り紙の意味を聞かれて、「ノーミーニング、所詮たわごとさ」と返すまーちゃん、貼り紙をはがすとクーベルタンの「参加することに意義がある」の言葉がある…というシーンも良かったな。
◆第32回「何期待してんの、オリンピックに? ただのお祭りですよ」(田畑政治) 世界情勢がきな臭くなる中、まーちゃんのこのセリフ。第2部のキモとも言えるセリフです。この後、嘉納先生の「これは極論だがね…(ムッソリーニにオリンピックを)譲ってもらうっていうのはどうだろう?」という爆弾発言が出てくるのですが。 次点は、銀メダルの前畑秀子に「なぜ、金メダルを取ってこなかったんだねー」と無配慮な激励をしてしまう永田東京市長に対し、「伸びたうどんみたいな顔して!」と激怒する、この回をもって退場の、体協会長岸清一。さっきまで怒ってたまーちゃんが「岸さん、それは言い過ぎです」とフォローに回っているのに笑いました。 あと、まーちゃんが体協の野口と卓球しながら「どうでした?お留守番ピックは?」と聞き、野口がしばらくしゃべってから「お留守番ピックだと!?」と怒り出す…というのも笑った。この、しばらく経ってから怒り出すパターン多いですよね(笑)。
◆第33回「田畑さんがメダルをたくさん取ったからじゃない?」(マリー) ムッソリーニ登場で、いだてん史上屈指の緊迫回。それでもちょこちょこ笑いを入れてくるのがさすがです。この回はいつにも増してまーちゃんが飛ばしていたな。美川くんがさらに怪しくなって再登場。 そんな中、選んだのはバーのママで占いババアことマリーさんのセリフ。「オリンピックは、運動会だよ単なる!」「いつからそんな大仰な、国の威信をかけた一大行事になったんだね」というまーちゃんのセリフへの答えです。結局最後までそれで苦しむことになるんだよな…。 あと、IOC総会の吹き替えをする志ん生一門に笑いました。「そのムッソが譲るってんだよ、おい、ボナ公」って。五りん(というか、神木くんがだけど)は落語より声優の才能がありそうだな。
さて、今回のおまけコーナーは、話題の本『女帝・小池百合子』。流行に乗って?買ってしまいました。読んでみて、いやー、単純に読み物として面白いです。やっぱり悪役の物語は面白い。都知事にふさわしいかどうかは別として。 ふと思い出したのは、この人がテレビ東京『ワールドビジネスサテライト』のキャスターになった頃、相鉄線の中吊りで見た広告です。当時のテレ東は今よりずっと弱小局のイメージが強かった。相鉄ぐらいにしか広告を出せなかったのかも。まだバブルを引きずっている時代でした。 確かキャッチコピーは「久米さん、筑紫さん、木村さん。経済は小池ユリ子が伝えます」。久米さんと筑紫さんは、言わずもがなのテレビ朝日『ニュースステーション』とTBS『ニュース23』のキャスター、木村さんはNHKから移籍し、当時フジテレビのキャスターをしていた木村太郎。 テレ東は当時は(今に至るまでだけど)、あんまりこんな他局と真っ向勝負(?)はしない、身の程を知っている(?)局というイメージだったので、インパクトがあったのを覚えています。今思うと、小池百合子が自分で考えたのかも知れないな。
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