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2021/10/26(火)
いいじゃないか、おじいさんだもの
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山田洋次監督の『キネマの神様』を観てきました。山田監督の映画って観た後しょんぼりしてしまうイメージなのですが(昨年観た『お帰り寅さん』もそうでした。2020年1月の日記参照)、今回はしょんぼり度薄め。個人的には、良かったと思います。 亡くなった志村けんの後を継いで、沢田研二が主役(の老人になった現在の姿)を演じています。志村けんだったらどう演じていただろうなあ…とつい考えてしまいつつ、でも、この主人公の落ちぶれ&老いぼれっぷりは、沢田研二のほうがふさわしいような気もした(失礼か。いや、いい意味で)。
で、家に帰ってきてネットで感想をちらほら見てみたら、相変わらず「老人の回顧映画」との批判が。いいじゃないか、監督がほんとにおじいさんなんだから。 「日本映画の将来が心配になりました」って、ギャグで書いているのかな。監督はもう日本映画の将来を背負ってないから、安心してくださいと言いたい。
…なんか自分が一番失礼なことを言っているような気がしてきたので、このへんで。
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