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2021/10/19(火)
ひまひま朝ドラ日記・42年前の朝ドラを見る
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お久しぶりのひまひま朝ドラ日記です。 まず最初に、現在放送中の『おかえりモネ』。主人公が上京したあたりから、何となく見なくなってしまいました。暗いという批判が多いみたいですが、自分自身は暗いドラマは決して嫌いではないと思う(何も救いが無いとか、理不尽に辛い目に遭うとかいうのは嫌だけど)。 正直に言ってきつかったのは、ヒロインと若いお医者さんの関係。お互いに意識しあっているんだけど、恋愛までには発展しない、それをやきもきしつつ暖かく見守る周囲の大人…。これ、今後もずっと引っ張るのかなあ…と思うと、自分は視聴対象としてお呼びじゃないなあ、と感じて遠ざかってしまったのでした。つまりは恋愛ドラマは見たくないということですね、かわいそうな人ですね、と言われるとその通りなのです。はい。 あんまり性別で云々するのは時代遅れだとは思いますが、やはり全体的な雰囲気が、女性の脚本家さんのドラマだなあと思いました。前作の『おちょやん』が完全に男朝ドラという感じだったので、特に。
さて、いま見ているのはBSで再放送している朝ドラ、『マー姉ちゃん』。長谷川町子の姉、毬子さんをモデルにして三姉妹を描いたドラマで、なんと42年前、1979年の作品。古過ぎます。ちなみに脚本は、金八先生を書く直前の小山内美江子さん。 見てみて一番驚いたのは、とにかくセリフの量が多い! 最近の朝ドラの3倍ぐらいあるのではなかろうか(個人の感覚です)。話の展開は結構遅いのに(引越しのゴタゴタなどでかなり尺を取っています)、セリフの応酬がとにかく早い。 近年の朝ドラでこれに一番近いのは何だろう…と考えたら『あまちゃん』だった。あまちゃんは異端だと思っていたら、実はスタンダードだったのか(というか、マー姉ちゃんが異端??)。 あと思ったのは、昔の朝ドラは構図がかっちりしていて安定しているなあ…ということ。逆に、役者さんのセリフはちょっと噛んでもそのまま続行で、今だったらNGになりそう。このへんは勢いを重視しているのかも知れません。 さて、今週から主人公一家の東京での生活がスタート。上京すると親切な人がいて、そのまま住む場所が決まっちゃう…というのはこの頃から朝ドラのフォーマットだったんだなあ、と再認識。上京(または上阪)すると物語が旧失速、というのが朝ドラによくあるパターンだと思うのですが、果たしてこの頃からそうだったのか、今後も見ていきたいと思います。
さて、11月からの新作朝ドラは『カムカムエヴリバディ』。脚本は『ちりとてちん』の藤本有紀さん(もう14年も前なのか…)。これは期待大、外せません。新作朝ドラと旧作朝ドラ、さらに来年は大河も加わって、忙しいなあ(ひまひまです)。
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