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2021/02/09(火)
ひまひま大河ドラマ日記・『麒麟がくる』最終回
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『麒麟がくる』終わってしまいました。いろいろ逆境の中、無事最後までたどり着いただけでも感慨深いです。個人的には、序盤の展開はもっさりしていて、正直「うーん、微妙!」という感じだったのですが、ラストへ向けてぐんぐん面白くなっていきました。 で、最終回。SNSも賑わっていたみたいですが、もはや信長と光秀の愛憎劇でしたね、これは。染谷将太さん、実は相鉄のJR直通PR動画で初めて知ったのですが、このドラマの信長にぴったりはまっていたと思います。直通線動画の時の好青年イメージとはまったく別人のようで、役者というのは凄いよなあ。 ちなみに二階堂ふみさんも、直通線動画で初めて知った私です…。改めて考えると、朝ドラと大河の準主役2人をキャスティングするとは、なかなか相鉄もやるな!(相鉄が直接キャスティングしたわけじゃないでしょうが…)
そんなわけで面白かったのですが、全編を通して振り返ると、物語としての一貫性や整合性はいまいちだったのではないか…という意見もちらほら見かけます(確かに、駒とか伊呂波太夫とか、ちょくちょく出ていた割にはあんまり役割がよくわからなかった気も)。 コロナによるスケジュール変更もあり、当初の予定通りの展開にできなかった部分も多いと思います。でも、脚本家の池端俊策さんがインタビュー記事で「本能寺から逆算して物語を作ることはしていない」と話していて、書き進めながら展開を考えているようだったので、そのような作劇のスタイルが影響しているのかも知れない。前作の『いだてん』が、かっちりと構成を固めて書かれている感じだったのとは対照的です。 そういえば、大長編ドラえもんについて、藤子F先生が同様に、結末まで決めずに描いていると、何かで話していたと思います。序盤に伏線になりそうなものをいくつか散りばめておいて、それがうまく活かせることもあれば、結局活かせずにほったらかしになってしまうこともあるらしい。各回のコマ割りはすごく綿密に決めていたというのに、全体の構成は決めずに描いていたというのが興味深い(絶筆となった『のび太のねじ巻き都市冒険記』の時は、スタッフは続きを仕上げるのが大変だったみたい)。このあたりは、脚本家もマンガ家も、それぞれの流儀があるのでしょうね。
話が長くなってしまった。相鉄ダイヤ改正の話題に触れたかったのですが、それはまた次回に(この日記、朝ドラと大河ドラマと鉄道の話題のループです)。
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